研究課題/領域番号 |
04454354
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
高屋 豪瑩 (1993) 弘前大学, 医学部, 教授 (20091605)
吉田 泰二 (1992) 弘前大学, 医学部, 助教授 (70126465)
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研究分担者 |
吉田 泰二 弘前大学, 医学部, 助教授 (70126465)
森 文秋 弘前大学, 医学部, 助手 (60200383)
高屋 豪塋 弘前大学, 医学部, 教授 (20091605)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 虚血 / 包括的又局所的 / 非頭蓋開放 / 半影 / 脊髄神経節 / 出血 / 脊髄 / 対麻痺 / 脳梗塞 / 脊髄後根神経節出血 / 実験動物 / 性 / 年齢 / 麻酔 / 血圧 / 種 / 年令 |
研究概要 |
大脳梗塞を実験動物の実験的梗塞像から臨床に応用出来るまでに把握できるモデル作製は難しい。今回のモデルではこれまでのモデルとは相違した方法を採用して開頭を行わないで、作った脳虚血病変部の中心から離れた周辺部での浮腫が病変形成時にその後の治癒に大きな役割を果たすか脊髄及び関連した末梢神経と後根神経節について脊髄を取り巻くクモ膜が左右するかについて検討した。まず虚血周辺部を構成する神経組織に生存する多くの神経細胞に可逆性を認める場合中心部梗塞巣に大きな影響が及ぶ。しかし虚血病巣特に周辺部にあるグリア細胞も傷害されてしまうようななかで血管が生きられない状況に陥ってしまうと梗塞巣は縮小出来なくなるし、軟化巣として形成されて残存する。しかし、活性化している神経細胞とそれに反応するグリア細胞とがその場に存在していると相互の協力関係から再生つまり神経細胞突起に再生が見られることから神経の可塑性が復帰することが多いことが示唆できた。しかし、この様な状況下であっても波状的脳脊髄液圧の急激な上昇がそこにある時には、特に抑制状態から開放されたときに受けた梗塞巣には改善はない。この時の指標に今回見いだした脊髄神経節の出血はこれまで指摘されることのなかった脳脊髄液圧の変動と血圧とに関連する指標として形態上の変化から示唆できた。これまで脊髄の変化について、形態学的に把握できない状態にあったことが、脳自体の変化が進行していく中で脳自体の治療のみでは初期に発生する運動機能障害を放置することによって障害された運動機能は改善されないまま放置状態になるか、何らかのリハビリが行われて改善がなされたとしてもその成因を把握できないままになっていた。今回の対麻痺のような改善に役立つ情報の提供はさらに機能面で対応した病態像が把握されていなければ治療も対処療法を行って行かざるをえない。
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