| 研究課題/領域番号 |
04454399
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| 研究種目 |
一般研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
泌尿器科学
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| 研究機関 | 千葉大学 |
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研究代表者 |
島崎 淳 千葉大学, 医学部, 教授 (10008229)
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| 研究分担者 |
小玉 孝臣 千葉大学, 医学部, 教務職員 (40143309)
安田 耕作 千葉大学, 医学部, 助教授 (70009710)
正井 基之 千葉大学, 医学部, 助手 (20219314)
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| 研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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| 研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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| 配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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| キーワード | 前立腺肥大症 / 排尿障害 / 尿水力学 / 前立腺潜在癌 / ラット前立腺癌 / フルタミド / PSA / アンチアンドロゲン / R3327 / アンドロゲンレセプター / 偶発前立腺癌 / 前立腺 / 尿流量率 |
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| 研究概要 |
1.前立腺肥大症の自然史と治療
千葉県一地区における前立腺検診、千葉大学および関連病院の前立腺肥大症患者の検討の結果、年齢増加に従って前立腺重量増加する群と変化しない群に分けられた。前者の増加率は65才以下1.65±1.13g/年、65才以上0.85±0.44g/年であった。排尿障害はとくに前立腺の大きなものを除くと両群間に同様に発生した。前立腺重量は同じでも年齢増加とともに排尿障害が増加するため、年齢は危険因子と考えた。増加群と不変群間に血清コレステロールの差がみられた。
血清テストステロンの日差変動とともにPSA(前立腺特異抗原)が変動した。また血清PSAの濃度は前立腺重量と比例した。これより前立腺肥大症結節は正常前立腺と同じ機能を有することが示唆された。
薬物療法で治療されたものの経過をみた結果、本療法は限界があり重症度の高いものは手術に移行していた。
2.排尿動態
膀胱頚部より尿道にかけての水力学的エネルギーの変化を検討した結果、最大尿流時頚部が7mm以上開口していれば排尿障害がなかった。したがって排尿障害の判定に頚部径が示標となると考えた。
3.前立腺潜在癌に及ぼす前立腺肥大症治療の影響
潜在癌は高齢者の20%存在すると報告されている。したがって前立腺肥大症の治療薬剤の潜在癌に及ぼす影響を動物実験によって実施した。ラット前立腺癌ダニングR3327は移植後皮下結節を形成するのに約90日要するので、この間を微小癌の時期としてアンチアンドロゲンであるフルタミドを短期間投与し、その後の腫瘍発育をみた。その結果発育は遅延するがアンドロゲン感受性には変化なかった。これよりアンチアンドロゲンの不規則の投与は潜在癌に大きな影響ないと推測した。
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