研究課題/領域番号 |
04454441
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 政代 (1994) 京都大学, 医学部, 助手 (80252443)
吉村 長久 (1992-1993) 京都大学, 医学部, 講師 (70211662)
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研究分担者 |
高梨 泰至 京都大学, 医学部, 助手 (10226798)
栗山 晶治 京都大学, 保健診療所, 助手 (50260625)
喜多 美穂里 京都大学, 医学部, 助手 (00252453)
谷原 秀信 京都大学, 保健診療所, 助手 (60217148)
小椋 祐一郎 京都大学, 医学部, 助手 (70191963)
岩城 正佳 京都大学, 医学部, 助手 (10093163)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 網膜色素上皮 / 増殖性硝子体網膜症 / 細胞増殖因子 / 増殖生硝子体網膜症 / サイトカイン / TGF-β / TNF-α / PDGF / IL-1 / 網膜色素上皮細胞 / 受容体 / 分子生物学 / 遺伝子発現 / 増殖性眼疾患 |
研究概要 |
網膜色素上皮細胞は神経網膜と脈絡膜の間に存在する単層上皮細胞であるが、増殖性硝子体網膜症の発生時に網膜色素上皮細胞の異常な増殖が見られることが知られている。網膜色素上皮細胞に見られるこれらの異常は様々な原因によって惹起されるものであるが、血液眼柵の破綻によって各種の細胞増殖因子が眼内に放出されることも一因として考えられる。そこで以下の4点に関し研究を行った。1)培養網膜色素上皮細胞が産生する細胞増殖因子及びその受容体についてスクリーニングを行うこと。これについては予定していたスクリーニングを終了し、TGF-β、PDGF及びその受容体、aFGF・bFGF及びその受容体、IL-1及びその受容体、TNF-α、IGFなどについてその発現を調べ、学会および雑誌にて発表を行った。2)遺伝子導入が網膜色素上皮細胞にも応用できるかどうかの検討を行うとともに必要があれば遺伝子導入法の基礎的な検討をする。-これに関しては一時的な発現を得ることには成功したが、継続的な遺伝子発現を初代培養の網膜色素上皮細胞を用いて行うことは困難であった。現在各種の細胞株を用いて検討中である。3)細胞増殖因子受容体遺伝子の発現量を変化させて、培養網膜色素上皮細胞の機能がどの様に変化するかについての基礎的な検討を行う。-これについては2)の結果を待って行う予定であるため検討中である。4)網膜色素上皮細胞に特異的な細胞増殖因子受容体の有無についての予備的実験を行う。-網膜色素上皮細胞に特異的に発現する線維芽細胞増殖因子受容体遺伝子を見つけるため共通配列をプラズマ-としたポリメラーゼチェーン反応を行った。これによりいくつかのクローンを獲得したが、その塩基配列並びに機能については現在検討中である。
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