研究課題/領域番号 |
04454451
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
小澤 英浩 新潟大学, 歯学部, 教授 (60018413)
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研究分担者 |
中村 浩彰 新潟大学, 歯学部, 助手 (50227930)
入江 一元 新潟大学, 歯学部, 助手 (70223352)
江尻 貞一 新潟大学, 歯学部, 助教授 (40160361)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | 共焦点レーザー顕微鏡 / 骨形態計測 / 骨代謝 / 組織化学 / 破骨細胞 / 骨細胞 / PTH / 24R.25(OH)_2D_3 / 細胞間相互作用 / ヘパラン硫酸プロテオグリカン / TGF-β / BMP-2 / 共焦点レーザー顕微鏡(CRM) / ラベリング / 免疫組織化学 / HSPG / M-CSF / 神経線維 / 細胞骨格 |
研究概要 |
共焦点レーザー顕微鏡(CLSM)を用い、まずCLSMを骨代謝研究に用いるための基礎研究として、組織化学的2重染色法の応用、厚切切片ないしは骨組織ブロックを用いた観察法の確立、ならびに3次元観察を含めた骨形態計測法への応用に関する研究を行った。それらの結果をもとに、CLSMを骨代謝に関する以下の研究に応用した。 1)ラット下顎頭および歯槽骨の加齢変化に関する組織化学的研究。 2)PTHの骨代謝におよぼす作用に関する骨形態計測学的、組織化学的研究。 3)卵巣摘出ラットにおける骨梁減少様式に関する組織化学的研究。 4)24R,25(OH)2D3の腎性骨異栄養症への効果に関する骨形態計測学的研究。 5)ラット頭蓋骨欠損モデルにおけるTGF-βの骨形成能に関する組織化学的研究。 6)骨組織におけるヘパラン硫酸プロテオグリカンの局在に関する免疫組織化学的研究。 7)破骨細胞と骨細胞におけるCD44局在に関する免疫組織化学的研究。 8)OP/OPマウス大腿骨における遺伝子組替え型ヒトM-CSF投与後の破骨細胞の分化とMac-2抗原の発現に関する免疫組織化学的研究。 9)骨組織におけるCGRP陽性神経の局在と骨代謝に関する免疫組織化学的研究。 10)RGD含有ペプチド添加による培養破骨細胞の形態変化と細胞骨格の関係に関する組織化学的研究。 これらの研究結果から、CLSMの骨代謝研究に対する有用性が明らかにされるとともに、さらに改良を加えることにより、骨代謝の3次元的定量化も可能になること、電顕と光顕の中間的解像力による細胞学的レベルでの形態解析が飛躍的に発展する可能性が示された。
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