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PCR法による歯からのDNA型検出

研究課題

研究課題/領域番号 04454523
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児・社会系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

竹井 哲司  日本大学, 歯学部, 教授 (80059477)

研究分担者 堤 博文  日本大学, 歯学部, 助手 (30188594)
高橋 登世子  日本大学, 歯学部, 助手 (50120499)
向山 レイ  日本大学, 歯学部, 講師 (40059902)
小室 歳信  日本大学, 歯学部, 助教授 (50139200)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1992年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード法医学 / 歯からの個人識別 / DNA多型分析 / PCR(polymerase chain reaction) / シングルローカスVNTR(MCT118) / HLADQα
研究概要

歯の各組織からDNAを抽出し、シングルローカスVNTR部位およびHLADQαを指標としてPCR法(polymerase chain reaction)によりDNAを増幅し、歯からのDNA型多型分析を行い、以下の知見を得た。
1. まず、DNA分析の手技を習得するために、血液試料からDNAを抽出し、シングルローカスVNTR多型であるMCT118(D1S80)および多塩基置換多型であるHLADQαを指標としてPCR法によりDNAを増幅し、ついでポリアクリルアミドゲル電気泳動法によりMCT118の多型分析を、逆ドット・ブロット・ハイブリダイゼイション法によりHLADQαの多型分析を行ったところ、良好な成績を得ることができた。
2. 歯を歯髄と硬組織に分け、硬組織は超音波洗浄後EDTAを用いて脱灰し(1週間)、それぞれについて蛋白分解、フェノール抽出、クロロホルム抽出、エタノール沈澱などの一連の実験方法によりDNAを抽出した。DNA量は新鮮歯髄で4〜6μg、陳旧歯髄で約1μg、硬組織で約2μg、歯石(21.5mg)で1μgであった。アガロース電気泳動により、新鮮歯髄からは高分子DNAが、その他では低分子DNAが抽出されていることがわかった。
3. MCT118型については新鮮歯髄から検出することができるといえるが、電気泳動において非特異的なDNAの増幅がみられたりするので、引き続き検討していきたい。
4. HLADQα型については新鮮歯髄から検出することができた。採取量の少ない歯髄および陳旧歯髄からはPCR法を2回繰り返すことにより検出することができた。硬組織および歯石からは検出できなかった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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