研究課題/領域番号 |
04454579
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | (財)癌研究会 |
研究代表者 |
野田 哲生 財団法人癌研究會, 癌研究所・細胞生物部, 部長 (10183550)
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研究分担者 |
堂福 隆一 財団法人癌研究會, 癌研究所・細胞生物部, 研究員 (50099975)
三浦 成人 財団法人癌研究曾, 癌研究所・細胞生物部, 特別研究員ーPD
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | チミジンキナーゼ / 相同組換え / 染色体欠失 / Cre組換え酵素 / ES細胞 / 変異マウス / P1ファージ / 変異マウス作成 / 相同遺伝子組換え / マウス胚由来未分化細胞 / ヘルペスTK遺伝子 |
研究概要 |
本研究で我々が試みて来た変異マウス作成法は、まずマウス胚由来未分化細胞(ES細胞)の染色体の特定の遺伝子に相同遺伝子組み換えを利用してマーカー遺伝子を挿入し、これを利用して、その遺伝子の下流の染色体に比較的小さな欠失(200-500kb)を起こさせるというものであった。実際には、染色体上で数100kb離れた領域から別々の染色体DNAを得て、この2つマーカー遺伝子をはさむような形の相同組み換え用ベクターを作成する。もしこのベクターが相同遺伝子組み換えを起こせば、この2つの染色体DNAの間は欠失となるというものである。しかし、平成5年度までの試みから、2つの相同遺伝子領域間の距離が10kbを超すと相同遺伝子組換え率は著しい低下を示すことが明らかとなった。このため、本年度からはこの低い率の組み換え体を効率良く選択出来るよう、一旦TK遺伝子を染色体の標的領域に組み込んだES細胞を作成し、これを用いて2度目の相同組換えによる欠失導入を試みて来た。こうして得られた数多くのFIAU耐性ES細胞の解析を行ったが、このいずれも未だTK遺伝子が染色体に存在し、欠失は導入されていながった。またTK遺伝子を導入したES細胞からマウスを作成することに成功したが、このマウスでは決してホモ接合体を得ることが出来ず、in vivoにおける変異原処理の実験に応用することは出来なかった。現在は、P1ファージのCre組換え酵素を用いた系による欠失導入を目指している。
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