研究課題/領域番号 |
04454591
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質生物化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
入村 達郎 東京大学, 薬学部, 教授 (80092146)
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研究分担者 |
山本 一夫 東京大学, 薬学部, 助手 (20174782)
今井 康之 東京大学, 薬学部, 助手 (80160034)
辻 勉 東京大学, 薬学部, 助教授 (00143503)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1993年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1992年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | シアリルルイス-X糖鎖 / マクロファージレクチン / ポリNアセチルラクトサミン / 腫瘍抗原 / 転移 / セレクチン / レクチン / 細胞認識 / マクロファージ / 白血球 / セリン / スレオニン結合型糖鎖 / 細胞交通 / lectin / selectin / carbohydrate / recognition / macrophoge / platelet |
研究概要 |
糖鎖を介する細胞認識は、炎症と組織修復、血管傷害と血管新生、癌細胞の排除と癌の転移、などの病理的なプロセスにおいて重要な役割を担っている。このような細胞認識のメカニズムの理解には、炎症細胞表面の糖鎖を含む分子の構造、生合成メカニズム、またこれらを認識する糖鎖結合性接着分子の構造と調節機構、さらにはこれらの細胞生物学的な機能を理解することが必須である。本研究では、主要な炎症細胞であるマクロファージや好中球の細胞認識に関与するこれらの分子のうち、特にマクロファージのガラクトース/N-アセチルガラクトサミン結合型C型レクチンの構造と機能、及びマクロファージや好中球の細胞表面に多量に存在するシアリルルイス-X糖鎖とこれを認識する接着分子の生合成と機能に注目した。具体的には、(1)マクロファージレクチンの構造と機能、特に腫瘍細胞の認識メカニズムを糖鎖の面から解析した。(2)マクロファージや好中球の表面にあるシアリルルイス-X糖鎖抗原にセレクチンが結合すると、マクロファージや好中球の活性化の引き金が引かれ酸素ラジカルを生成することを証明した。(3)マクロファージ表面糖鎖の構築に重要と考えられるポリラクトサミン伸張型のN-アセチルグルコサミン転移酵素の精製を行った。
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