研究課題/領域番号 |
04454620
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体物性学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
葛西 道生 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (40022595)
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研究分担者 |
井出 徹 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (60231148)
田口 隆久 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (10197246)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | イオンチャネル / 脂質平面膜 / Kチャネル / Clチャネル / Caチャネル / 筋小胞体 |
研究概要 |
脂質平面膜法を検定系として、ウサギ骨格筋筋が胞体チャネルタンパクの生化学的精製を行った。その結果、分子量138K及び100Kのタンパクのみを含む分画にClチャネル活性があることを見い出した。138Kタンパクの部分アミノ酸配列を決定し、相同性の検索を行ったところ、先に筋小胞体膜タンパクでありカルシウム結合能を持つと報告されている160Kタンパクに、全く同一の配列であることが分った。分子量の違いは、前に160Kタンパクの報告を行ったグループの算定ミスであった。この138Kタンパクと他の筋小胞体タンパクとの相互作用をしらべたところ、100Kタンパクと結合することが分った。その100Kタンパクを平面膜に再構成するとチャネル活性が見られたことから、138Kと100Kタンパクは複合体をなしてチャネルを形成している可能性が示された。次に、138Kタンパクの特異的抗体を作成して、筋小胞体ベシクルのイオン透過性に及ぼす効果を先散乱法でしらべたところ、KCL透過性の比較的遅い成分を阻害することが分かった。 脂質平面膜法を用いて、ウサギ骨格筋横行細管(T-tubule)に存在するClチャネルの電気生理学的解析を行った。その結果、T-tubule膜には単一チャネルコンダクタンス40pSのバックグランドタイプの静止状態でも高い開確率を示すClチャネルが存在することが分った。このチャネルは電位依存性陰イオンチャネルのブロッカーとして知られる9-AC、DIDS、SITS、EAで阻害された。さらに、筋管上皮細胞のclチャネル阻害剤として開発された1AA-94によってもブロックされるこおとが分った。さらにこのチャネルを阻害する抗体を作成し、その結合タンパクを調べたところ、分子量90Kのタンパクであることが分った。
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