研究課題/領域番号 |
04455025
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
四之宮 博 日本大学, 農獣医学部, 教授 (50058749)
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研究分担者 |
山本 浩通 科学技術庁, 航空宇宙技術研究所, 主任研究官
井上 文雄 日本大学, 理工学部, 助教授 (60147684)
伊藤 彰義 日本大学, 理工学部, 教授 (60059962)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 衛星画像 / 衛星海洋学 / 海況模式図 / 海洋特性 / 画像認識 / 知識処理 / 海洋特性の抽出 / 人工知能 / 画像処理 / リモートセンシング |
研究概要 |
日本近海を移動する魚は、温度分布から判断される潮境(フロント)、渦、流れなどの海洋特性の要因とその漁種の適水温に対応した漁場を形成する。これらの情報は、漁場を効率的に発見し計画的な操業に役立つ。「海洋特性」、特に「局部的な海流流路や水塊の移動」の抽出は熟達した技術者の経験や判断に負うところがきわめて大きく、その普遍化及び作成過程の迅速化が望まれている。そこで、以下の研究を遂行した。 1)海洋特性のAIによる抽出システムの構築 画像・AI処理ワークステーション利用による知識情報処理実験研究を重ね、マンマシン・インタフェイス部の検討を行った。従来の科学技術庁・航空宇宙技術研究所所有のミニコンピュータ上に構築していた知識処理システムを同研究所所有のワークステーション上に整理・移植した。また、新設のワークステーションによる処理・表示システムの検討を行い、基本機能の確認を行った。 2)海洋特性の自動抽出 暖水渦に関する知識情報を基に、画像処理による渦の抽出アルゴリズムを検討し渦の形状パラメータの抽出アルゴリズムを検討した。これらにより、変形の大きい対称性の低い渦についても自動抽出可能な新アルゴリズムを確立した。 漁海況図の自動作成 漁海況図の自動作成のための知識情報を、漁業情報サービスセンタの協力を得て、漁海況図解析のエキスパートからのヒアリングにより収集・整理し、衛星画像との関連を明らかにした。
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