研究課題/領域番号 |
04505001
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研究種目 |
試験研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
廣安 博之 広島大学, 工学部, 教授 (40034326)
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研究分担者 |
斎藤 昭則 (株)豊田中央研究所, 機械1部, 室長
高崎 講二 九州大学, 工学部, 助教授 (30154769)
新井 雅隆 群馬大学, 工学部, 教授 (80112176)
宮本 登 北海道大学, 工学部, 教授 (60003208)
藤本 元 同志社大学, 工学部, 教授 (90051630)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
63,500千円 (直接経費: 63,500千円)
1994年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1993年度: 29,200千円 (直接経費: 29,200千円)
1992年度: 30,900千円 (直接経費: 30,900千円)
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キーワード | 超高圧燃料噴射 / 電子油圧制御 / 燃料噴霧 / 噴霧燃焼 / 燃焼装置 / 窒素酸化物 / 微粒子 |
研究概要 |
電子油圧制御式超高圧噴射システムによる噴霧特性を本研究により新たに開発した測定手法および旧来の測定手法により測定した。また、超高圧噴射システムを実験用ディーゼル機関に適用した場合の、直接噴射式ディーゼル機関内の燃焼特性、有害排出物特性の測定を行った。評価項目としては、ディーゼル噴霧の微粒化、高温高圧 囲気中に噴射されたディーゼル噴霧内の蒸気濃度分布および液滴濃度分布、壁面に衝突するディーゼル噴霧の分散度、ディーゼル噴霧の初期発達過程、燃料と水を多段噴射した場合のディーゼル燃焼特性および排気特性、多段噴射ディーゼル噴霧の燃焼室内挙動、蒸発ディーゼル噴霧を想定した非定常間欠噴流の空気導入特性、超高圧噴射時のNOx濃度およびSMOKE濃度、超高圧ディーゼル噴霧火炎の燃焼室内挙動、噴射ポンプのカム・ローラタペット間の油膜厚さ、などを取り上げた。このような評価項目における測定結果から、超高圧で噴射されるディーゼル噴霧の噴霧特性ならびに燃焼室内での噴霧挙動が定量的に明らかになった。また、超高圧噴射システムを実験用ディーゼル機関に適用した場合の燃焼特性および排気特性の改善効果が定量的に明らかになった。さらに、今後 超高圧噴射システムを実用機関へ適用する場合の問題点も明らかになってきた。 本研究は、平成6年度が最終年度であるが、上述のような研究結果が取りまとめられ、超高圧噴射システムを実用機関へ適用する場合の設計指針を与えることができた。
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