研究課題/領域番号 |
04554012
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
安藤 雅孝 京都大学, 防災研究所, 教授 (80027292)
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研究分担者 |
内山 昭憲 海洋電子株式会社, ソフト設計技術者
村上 英幸 海洋電子株式会社, 主任研究者
竹内 文朗 京都大学, 防災研究所, 助教授 (50027299)
入倉 孝次郎 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027253)
尾池 和夫 京都大学, 理学部, 教授 (40027248)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1992年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | 海底地震計 / 潜水船 / 地震観測 / フィードバック型地震計 / 海底観測 / 地盤特性 / 傾斜計 / 耐圧ケース / ディジタル / 3成分地震計 / アルミ耐圧ケース / 携行型海底地震計 / 沖縄トラフ / 奥尻海嶺 |
研究概要 |
本報告書には、(1)潜水船で設置可能な海底地震計、(2)京大IV型海底地震計、(3)それを用いた海底観測についてまとめてある。潜水船設置型地震計の特徴は:3成分フィードバック型のセンサーを用いた、速度出力で40秒まで平坦な特性。地震計本体の傾斜を上下動成分とDC出力。したがって、傾斜地の設置が可能。ただし、フィードバックタイプのセンサーのため、消費電力が大きく、観測期間が極めて短いものとなった。本海底地震計は、アルミ円筒を耐圧ケースに用いたため、浮力が極めて低くなったため、深海型浮力材を使用した。このため全体の重量が当初の予定より大きくなり、100kgを越すに至った。上記の点を改善するには、システム全体の変更が必要であると判断され、低消費電力のMO収録型の短周期海底地震計も新たに製作した。京大IV型地震計の耐圧ケースはガラス球を採用し、これに収納したため当初の潜水船設置型海底地震計としては使用するのは困難と思われる。このため、当研究計画終了後も引続き金属球耐圧ケースを防災研工作室にて作成し、潜水船設置観測を行う予定である。 本研究により潜水船設置型海底地震計の製作の基礎が完成した点が大きい進歩であったと判断される。
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