研究課題/領域番号 |
04554020
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
西本 吉助 大阪市立大学, 理学部, 教授 (20046949)
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研究分担者 |
松岡 賢 大阪府立大学, 工学部, 助教授 (30081326)
山本 正夫 奈良女子大学, 理学部, 教授 (80028159)
時田 澄男 埼玉大学, 工学部, 教授 (20008866)
谷口 宏 九州大学, 工学部, 教授 (10037715)
竹内 敬人 東京大学, 教養学部, 教授 (80012384)
藤尾 瑞枝 九州大学, 理学部, 助教授 (10029887)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
21,600千円 (直接経費: 21,600千円)
1993年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1992年度: 18,700千円 (直接経費: 18,700千円)
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キーワード | 有機コンピュータ化学 / 機能性色素の電子スペクトル / 有機非線形光学材料 / 置換基効果 / ソルボリシス / スチルベンの分子内運動 / 化学研究支援システム / MO計算プログラム / 時田プログラム / 岸本プログラム / 機能性色素 / 有機ゲルマニウム化合物 |
研究概要 |
本研究の目的は理論有機化学と実験有機化学の研究を支援するための有機コンピュータ化学の構築とプログラム開発およびその計算プログラムの検証と応用にある。 平成4年度は本研究のスタートの年であるので、研究代表者の西本がプログラム開発とプログラム管理のためのサーバーとしてワークステーション(WS)IBM-RS/6000-560を、研究分担者はプログラム開発とプログラム検証のためのWSをそれぞれ購入した。 プログラム開発の研究では、(1)グラフィック入出力による対話型計算プログラム“時田-古後プログラム"と(2)MO計算結果の画像処理プログラム“岸本(西本研究室)プログラム-MOLFIG"を完成した。これらのプログラムを1993年10月に開催された化学ソフトウェア学会に出展したところ、黒山の人だかりの盛況で、予想以上の大きな反響があった。 プログラムの検証についての研究成果は次のとおりである。西本が新しい2電子間反発積分の式を提案し、それを用いたPPP計質のプログラムを開発し、研究論文にまとめた。時田は機能性色素の分子設計のためのPPP計算の対話型プログラムを開発し、ホトクロミック化合物の分子設計プログラムもほぼ完成した。松岡は有機非線形光学材料の分子設計と結晶設計についての計算プログラムを開発し、それを用いていくつかの成果を出した。谷口、竹内、山本、藤尾はそれぞれ、ハロゲン化アリルビニルのソルボリシスの反応機構、固体の中でのスチルベンの分子内運動、有機ケイ素化合物のマススペクトル、置換基効果の理論の研究についてのGAUSSIAN-92の有効性を検証し、数多くの研究成果を出した。
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