研究課題/領域番号 |
04555057
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井上 紘一 京都大学, 工学部, 教授 (70026079)
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研究分担者 |
高見 勲 三菱重工業(株), エレクトロニクス事業部, 研究員
幸田 武久 京都大学, 工学部, 助教授 (60205333)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | マン・マシン・システム / ヒューマン・エラー / 信頼性解析 / ペトリ・ネット / 監視制御 / アラーム / 安全管理 / 安全制御 |
研究概要 |
システムの信頼性・安全性解析においては、ハードウェアのみならず人間を含めたマン・マシン・システムとして解析することが重要である。本研究では、解析の基礎となるモデル作成に最近その表現能力と解析方法で注目されているペトリネットを用いて、従来の信頼性・安全性解析での知識蓄積を継承して評価・解析が行えるマン・マシン・システム信頼性・安全性解析支援システムの構築を目的とする。研究成果の概要は、以下の通りである。 1.ヒューマン・エラーの評価手法およびマン・マシン・システムの信頼性・安全性解析支援システムに関する研究についてのサーベイを行い、研究の現状を把握した。 2.マン・マシン・システムの信頼性解析のモデリングと定性的解析および定量的解析にペトリネットおよびカラー・ペトリネットを用いた手法を提案し、マン・マシン・システムを対象とした信頼性・安全性解析支援システムのプロトタイプをパーソナル・コンピュータ上の構築した。その応用例の一つとして、複数の人間が協同して作業を行う場合のヒューマン・エラーの解析モデル化とその解析法を提案し、簡単なモデルに対して本プロトタイプ・システムの有効性を確認した。 3.監視制御モード下におけるマン・マシン・システムにおいて、アラームが発生した場合に取りうる安全管理則あるいは安全制御策を確率論的に評価するためのモデルを提案した。このモデルを用いることにより、状況に応じた最適な安全管理則あるいは安全制御策を適応的にかつオンラインで選択することができることを示した。 4.ヒューマン・エラー解析を中心とする信頼性・安全性解析支援システムを実際問題に適用する場合に支援システムの満たすべき要件等について、特に排水ポンプ設備の運転と管理を対象として検討を行った。
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