• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高入力力率を有するディザー整流回路の提案と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 04555059
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御工学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

高橋 勲  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (10016602)

研究分担者 蘇 貴家  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (00242454)
近藤 正示  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (00126062)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1992年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワード高力率コンバータ / 力率改善 / 高調波 / スイッチング電源 / インバータ螢光灯 / 高周波インバータ
研究概要

ティザー整流回路と称する高入力力率の整流回路を提唱しその実用化を目指した開発研究である。ここで得られた成果を以下に示す。
1.2石の高周波インバータにティザー整流回路を使用した15V,20Aの直流電源は最大効率88%、最大力率99%以上が得られた。効率の目標はインバータ部で90%以上であったが、50KHzの電力の正確な測定が不可能なので整流回路も含め測定したため、93%以上の効率が得られているものと予測される。
2.1石の回路5V,10Aの直流電源で同様な手法で行なったが効率は78.5%だった。整流回路の損失を考慮すれば目標のインバータ効率85%以上の効率となる。
3.本計画の80W(2石)インバータ螢光灯の代りに32W(1石)のものを開発した。その結果、力率99.1%(市販品:64%)、照度279Lx(市販品:287Lx)で発光効率が少し悪いが共振形を使用したので放射ノイズの少ない高性能のものが得られた。
4.1石を5V,50W(計画:100W)の直流安定化電源を開発した。この電源の投入時の突入電流2倍以内(市販品10倍以上)、99%以上の入力力率を有するものができた。
5.高調波成分、力率、効率、突入電流すべてに対して、従来の方式に勝っており、来る高調波規制に充分対処できることが示された。
6.1石(50W),2石(300W)の実用化については、(株)ネミックラムダ、新電元(株)、(株)TDKが実用試験に入っており、他の電源メーカも検討中である。インバータ螢光灯については72W、32Wのものについて(株)松下電工が実用化試験に入りつつある。以上のようにティザーと言う語が国内外一般的となり、500W以下の高周波電源を有する整流回路に有効であることが示されている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Isao Takahashi: "High Power Factor Switching Regulator with No Rush Current" Proceedings of IEEE-IAS Annual Meeting. 673-680 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Isao Takahashi: "High Power Factor Switching Regulator with No Rush Current" 電気学会産業応用部門全国大会論文集. 207-210 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 勲: "ディザーを用いた正弦波入力スイッチング電源" 電気情報通信学会秋季大会. 3. 302-303 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 五十嵐 康雄: "ランシュカーレントのない高力率スイッチングレギュレータ" 電気学会全国大会講演論文集. 571- (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] スヤ ポンパン: "電燈用高入力力率ディザーコンバータ" 電気学会全国大会講演論文集. 572- (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 五十嵐 康雄: "100V/200V正弦波入力電流スイッチングレギュレータ" 電気学会全国大会講演論文集. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi