研究課題/領域番号 |
04555116
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田辺 忠顕 名古屋大学, 工学部, 教授 (50144118)
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研究分担者 |
佐藤 良一 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (20016702)
森本 博昭 岐阜大学, 工業短期大学部, 助教授 (30021629)
二羽 淳一郎 (丹羽 淳一郎) 名古屋大学, 工学部, 助教授 (60164638)
梅原 秀哲 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (70151933)
檜貝 勇 (桧貝 勇) 山梨大学, 工学部, 教授 (70115319)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
21,700千円 (直接経費: 21,700千円)
1993年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1992年度: 15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
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キーワード | 維持管理問題 / 実構造物変形 / 簡易実測 / 超精密セイドライト / 光素子センサー / 変形履歴 / クリープ / 乾燥収縮 / 超精密セオドライト / 長期観測 / 耐久的 / 2次元PSDセンサー / 可視光レーザー |
研究概要 |
本研究は、各種大型土木構造物の増大する維持管理問題や精密土木構造物の設計などに不可欠と考えられる実構造物変形の簡易実測を超精密セオドライトと光素子センサーとの統合システムにより可能にする為の試験研究である。即ち、これらの大型構造物の長期的な変形履歴を簡易に測定し、クリープや乾燥収縮が実変形に及ぼす影響、場合によっては地盤の変形が構造物の変形に及ぼす影響などを実測によって明らかにすることを目的とした。平成4年度においては、機器の開発に全精力を費やし、平成5年度においては一部残された機器の開発と実際に各現場に赴いて実構造物の変形実測を行った。実測の分担は以下のようであった。平成5年8月成田空港PC道路橋(宇都宮大学)、平成5年9月〜10月建設機械化研究所疲労試験機(山梨大学)、平成5年9月〜10月安部工業所プレテンPC桁(岐阜大学)、平成5年11月中部電力奥美濃アーチダム(名古屋工業大学)、平成5年11月名古屋高速RC橋脚(名古屋大学)。これらの実測の結果以下の事実が明らかと成った。超精密セオドライトと光素子センサーを一度設置してそのまま測定する場合にはほぼ妥当な計測結果を得ることができる。しかし、一度設置した後機器を取り外しさらに再設置する場合には必ずしも所期の成果が得られない。特に、光素子センサー側の再設置の場合に誤差が出る可能性が高い事が判明した。そこで、現在、光素子センサー側の再設置を高精度で行えるように、再度機器の設定方法の見直しを行い、新たな改良を行なっている。具体的には、再設置を行う場合に、1/1000mmの精度で設置位置を測定し、再設置に際して同じ精度でマニュアルによって設置使用とするものである。この為、最終報告は約半年ほど遅れる予定である。
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