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透気試験を用いた岩盤緩み領域測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04555120
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎・土質工学
研究機関神戸大学

研究代表者

櫻井 春輔  神戸大学, 工学部, 教授 (40031067)

研究分担者 清水 則一  山口大学, 工学部, 助教授 (70150357)
中山 昭彦  神戸大学, 工学部, 助教授 (30237458)
川谷 健  神戸大学, 工学部, 教授 (90031111)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1992年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード岩盤の緩み / 透気試験 / 浸透流解析 / 透気係数
研究概要

平成4年度は計画通り次の3つの面で研究実績をあげた。
まず装置の改造及び拡張であるが、現在ある単チャンネル真空透気試験装置を2チャンネルに増設し、周波数応答試験を行うため真空ポンプ制御用電子バルブを取り付けた。また計器類は小型にまとめ携帯用ケースに内臓した。パッカーも改良し2セット同時操作も可能にした。次に解析用プログラムの開発であるが、定常法および非定常法による「透過度」の算定法を確立し2チャンネル操作にも対応できるようにした。これらは直接法による解析法で、すべて携帯用パソコンに登載しデータ収集機能と合体させ、計測とほぼ同時に透気係数分布を表示できるようにした。また繰り返し演算の必要で長時間かかる逆解析は研究室のコンピュータにより計算するプログラムを作成した。これらの機能はすべて実験室にて供試体を用いた作動その他を確認した。
次に、出来あがったシステムは神戸市内で建設中の明石大橋に通づる舞子トンネル工事現場にて実験に使われた。この現場ではTBM(TunnelBoring Machine)により導抗の掘削が行われている。工事事務所および施工担当建設会社の協力でTBM掘削による岩盤の緩み領域検出を同一ボーリング孔を用いて行った。TBMは緩衝撃をおさえ、緩みを起こさないよう掘削するよう設計されているが、本試験装置をTBM掘削前と後で行うことにより、TBMによる極めて小さい緩みも検出できることが分かった。同現場実験により判明した装置の欠点もさらに改良し、北海道の圧縮空気貯蔵空洞建設現場で岩盤の緩み領域検出に用いられ実用性が確かめられた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Nakayama,T.Kawatani,S.Sakurai: "Scrutinizing the vacuum permeability test for examining the loosened area in rock mass" Proc.of the International Symposium on assessment and prevention of failure phenomena in rock engineering.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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