研究課題/領域番号 |
04555173
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
牧 正志 京都大学, 工学部, 教授 (10026247)
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研究分担者 |
植松 美博 日新製鋼(株), 鉄鋼研究所・腐食防食研究室, 室長
古原 忠 京都大学, 工学部, 助手 (50221560)
津崎 兼彰 京都大学, 工学部, 助教授 (40179990)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | 薄肉連鋳 / フェライト系ステンレス鋼 / 凝固柱状晶 / 冷間圧延 / 再結晶 / 組織制御 / β型チタン合金 / 時効析出 / インバー合金 / ステンレス鋼 |
研究概要 |
フェライト系合金柱状晶材の著しい混粒再結晶組織の改善法を検討するため、Fe-19%Crフェライト系ステンレス鋼を用いて以下の2つの実験研究を行った。 [1]再結晶組織に及ぼす圧延率と焼鈍温度の影響 冷間圧延率を50、70、90%、また焼鈍温度を700〜1000℃の範囲で変化させた実験を行い、圧延率と焼鈍温度の変化による再結晶組織の改善を検討した。その結果、強圧延を施しても、また焼鈍温度を変化させても混粒再結晶組織の改善は達成されないことを明らかにした。 [2]クロス圧延および繰り返し圧延焼鈍による結晶粒微細化 (001)[110]初期方位粒は再結晶が遅く再結晶粒径も粗大であるが、再結晶粒の方位はランダムである。このため圧延-再結晶を2回繰り返せば均一微細組織が得られる可能性がある。またクロス圧延によって(001)[110]方位粒において多くのすべり系が活動すれば多くの再結晶核の発生が期待される。これら2つ圧延-焼鈍法の結晶粒微細化に対する有用性を検討した結果、前者によって均一微細組織が得られることを見いだした。
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