研究課題/領域番号 |
04556016
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
製造化学・食品
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研究機関 | 富山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
吉井 英文 富山工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (60174885)
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研究分担者 |
小林 隆 栗本鉄工所(株), 混練技術部, 部長
浅田 実 富山工業高等専門学校, 金属工学科, 教授 (50042825)
古田 武 鳥取大学, 工学部, 教授 (10026164)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | シクロデキストリン / 二軸ニーダー / マルトース / EPA / DHA |
研究概要 |
1.セルフクリーニング型混練機を用いて、湿式(低含水率域)で油性物質とシクロデキストリン(CD)及び粉末化剤を直接混練することより、乾燥工程のエネルギーを低減するばかりでなく、CDと油性物質(d-リモネン等)の任意の包接率の包接複合体を作成する混練法を開発した。β-CDとd-リモネンの包接複合体形成におよぼす各種アルコールの影響を、微水系包接実験系を用いて検討するとともに、混練法による包接複合体形成量について検討し、混練法での包接複合体形成に機械的エネルギーを考慮した包接複合体量推算モデルを構築した。 不飽和脂肪酸EPAエチルエステル(EPA)を、α-CD、β-CDと低加水率域で混練することにより、CDに包接させ、酸化安定性の良い粉末の作成法について検討した。α-CDに包接させた場合、非常に酸化安定性の良い粉末を作成することができた。α-CD、β-CDの表面オイルが存在する場合はEPAの酸化速度は速く、EPAがCDに包接することにより酸化反応が阻止され、EPAの酸化安定性が向上することが示酸された。 2.無水結晶マルトースに水を1-4モル倍添加後、二軸混練機で混練した場合の結晶変換速度について検討した。結晶変換速度は、混練後乾燥した粉末のX線デイフラクトグラム測定、ガスクロマトグラムによるアノマー量測定により測定した。無水結晶マルトース(純度92%)の場合は、結晶変換速度はAvramiらの提案した結晶変換速度式で相関できた。無水結晶マルトースに対して水の添加モル比が1-2モル倍の場合が結晶変換速度が速く、無水結晶マルトースの純度が結晶変換速度に最も影響した。
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