研究課題/領域番号 |
04556038
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業気象・生物環境制御学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
青木 正敏 北海道大学, 農学部, 助教授 (60081569)
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研究分担者 |
秀島 好昭 北海道開発局, 開発土木研究所, 室長
清野 豁 農水省, 農業環境技術研究所, 企画科長
早川 誠而 山口大学, 農学部, 教授 (80038299)
文字 信貴 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (20111982)
町村 尚 北海道大学, 農学部, 助手 (30190383)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | 地上環境計測 / データ通信・集録 / 電話回線 / 無線電話 / 無電源地 / 蒸発散 / 熱収支 / 植生 / データ通信 / データ集録 / ネットワークシステム / オンライン伝送 / 地上環境計測データ |
研究概要 |
1.小型で安価な6組の計測システム(測定局)を試作し、改良を重ねた。これは、小型のプロパンガス燃焼式のDC発電機、データロガー、無線電話機、モデム、測定ポール、小型格納箱などから成っており、AC電源が無く、電話線も無い場所(ただし、NTT無線電話のサービスエリア内であること)でも設置できる。 2.北海道内に3組の計測システムを、開東地方(つくば市)、関西地方(大阪府堺市)、中国地方(山口市)にそれぞれ1組を設置した。各地点で微気象、蒸発散量および熱収支などの測定を行った。計6組の計測システルにより、北海道・関東・関西・中国地方を結ぶ、ほぼ全国的な計測ネットを形成した。 3.各研究機関(集録局)において、測定局のデータの集録・通信を行うためのデータ集録・通信ソフトを完成した。このソフトとモデムおよびパソコンを持ち、測定局の電話番号を知っていれば、誰でもその計測データを回収できる。このように、誰でも計測データを直接測定局から入手できるという特徴を持つ。 4.各研究機関で解析した結果等を相互に情報交換するためのデータ通信については、各研究機関がPC-VANなどに加入し、市販のソフトを利用することが安価で便利であることが分かった。これを利用し相互に情報交換することとした。これによって、各研究機関の解析結果を相互伝送し合うための通信ネットを形成した。 5.上記の1.、3.および4.により、6箇所の計測ネットと5研究機関の通信ネットにより、ネットワークシステムを構築した。構築したネットワークシステムを、1992年度および1993年度において運用試験し、システム全体の改良を行うとともに、問題点を明らかにした。
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