研究課題/領域番号 |
04557012
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 日本医科大学 (1994) 自治医科大学 (1992-1993) |
研究代表者 |
太田 成男 日本医科大学, 老人病研究所, 教授 (00125832)
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研究分担者 |
林 純一 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (60142113)
香川 靖雄 自治医科大学, 医学部, 教授 (30048962)
猪原 直弘 自治医科大学, 医学部, 助手 (60232576)
遠藤 仁司 自治医科大学, 医学部, 助手 (50221817)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
18,500千円 (直接経費: 18,500千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1992年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
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キーワード | ミトコンドリア / トランスジェニックマウス / サイブリド / 呼吸鎖酵素 / パーティクルガン / 細胞融合 / 心筋症 / ミトコンドリア脳筋症 / タンパク質合成 / Alpers病 / 老化 / パーラィクルガン / ミトコンドリアDNA / ミトコンドリア胸筋症 / 遺伝子病 / 遺伝子導入 / 金属粒子 / 遺伝子銃 |
研究概要 |
ミトコンドリア(mtDNA)を細胞に導入する方法の開発で試みたのは、mtDNAを完全に除去した細胞EB8と核を除去した細胞質を融合させ細胞質のミトコンドリアをEB8に導入するという方法である。この方法によって、ミトコンドリア病の原因遺伝子と個人差である多型と区別することが可能になった。この方法の応用が可能になり、実用化できるようになったのは本研究の大きな進歩であった。この研究では、ヒト細胞を用いているためトランスジェニックマウスの作製はできないので限界があった。 もうひとつの試みは、mtDNA自身を細胞に導入する方法の開発である。この目的では金属粒子にmtDNAを結合させ、音速以上の速度で細胞内に打ち込む方法を試みた。EB8は酸化的リン酸化が欠損しているので、解糖系の基質であるグルコースなしでは生育できない。金属粒子を打ち込んで、グルコースなしで生育する細胞の出現を待つと、わずかながら生育してくる細胞が出現し、mtDNAが検出された。従って、新たにmtDなを導入する方法が発見された。しかしながら、再現性に問題があり、方法の確立という点では問題が残された。 トランスジェニックマウスを作製するには、mtDNAを完全に失った細胞を分離することが必要であるが、結果的には成功しなかった。このようなマウス細胞は世界の多くの研究室で試みられたが成功していない。
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