研究課題/領域番号 |
04557019
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森 茂郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30010424)
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研究分担者 |
加藤 哲郎 秋田大学, 医学部, 助教授 (40004642)
山本 雅 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40134621)
秋山 徹 大阪大学, 微生物研究所, 教授 (70150745)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
16,200千円 (直接経費: 16,200千円)
1994年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1993年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1992年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
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キーワード | 癌遺伝子 / 乳癌 / 血清診断 / ステロイドホルモン / erbB-2 / ELISA / RIA / 受容体 / 膀胱癌 / 癌胎児性蛋白 |
研究概要 |
1.血清c-erbB-2の測定系を確立し、その応用をこころみて次の成果をえた。 a)EIAによる測定系を、健康人346例をもとに作成し13.0%、再発乳癌の陽性率51.2%との値をえた。 b)RIAによる測定系では、同じく13.0%、47.9%であった。 c)乳癌組織抽出液では過剰発現例は39.3%であった。このテストは以上の結果より、実用化の域に入ったと考えられる。現在、健康保険適用の可能性について厚生省で審議されている。 2.その他ErbB-2蛋白、遺伝子および関連遺伝子についての研究を行い、次の成果をえた。 a)ErbB-2のリガンドとしてエストラデオールが機能しうることを示した。 b)新しい受容体型チロシンキナーゼbrtを同定した。 c)新しいチロシンキナーゼを含むキメラ蛋白P80を同定した。 d)c-erbB-2遺伝子プロモーター領域における調節機序の一部を解明した。 e)src型チロシンキナーゼFgrが免疫グロブリンFcrセプターIIと会合することを示した。
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