研究課題/領域番号 |
04557028
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
斎藤 和雄 北海道大学, 医学部, 教授 (80000917)
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研究分担者 |
細川 敏幸 北海道大学, 医学部, 助手 (00157025)
高倉 昌之 北海道大学, 医学部, 助手 (90241314)
斎藤 健 北海道大学, 医学部, 講師 (40153811)
神山 昭男 北海道大学, 医学部, 助教授 (90215202)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
1994年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1993年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1992年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | 超微量元素 / プラズマ発光分光質量分析装置 / 脳 / 加齢 / 神経伝達物質 / 疾病 / 胃癌 / 微量元素 / ストレス / ICP-MS / 成人病 / aging / 血液 |
研究概要 |
本研究の目的は、近年開発された誘導結合プラズマ質量分析装置(1CP-MS)を用いて同時多超微量元素分析を行い、これまで測定不能あるいは困難であった種々の微量元素の生体内分布および動態を明らかにし、他の微量元素や関連酵素等の動態と比較検討することにより、それらの生物学的意味を追求し、さらに成人病の病態との関係、有害作業従事者、ストレスと微量元素との関係、各種疾病の早期発見指標としての意義などについて検討することにあった。三年間の研究により得られた成果は、下記のごとくである。 1.1CP-MSによる超微量元素測定のための試料の前処理方法および多種類元素の同時測定法の確立 2.正常健常人の血中および脳組織中の超微量元素濃度ならびにその加齢による変動を明らかにした。 3.胃癌患者の血中および癌組織中超微量元素の動態と悪性度や転移の有無との関係を明らかにした。 4.人間の日常生活ストレスのモデルとして、拘束ストレスを負荷したラット脳組織中および神経細胞外液中超微量元素の変動とストレス強度、脱ストレスとの関係を明らかにした。 5.職場の有害物質暴露のモデルとして、SiO_2を気管内暴露したラットの血中および肺、肝臓などの臓器中超微量元素の変動と、暴露量、暴露後の時間経過との関係を明らかにした。
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