研究課題/領域番号 |
04557039
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
大橋 俊夫 信州大学, 医学部, 教授 (80020832)
|
研究分担者 |
松木 孝道 バイエル薬品株式会社, 薬理研究所, 主任研究員 (30199773)
河合 康明 鳥取大学, 医学部, 教授 (70143972)
坂口 正雄 長野高等工業専門学校, 教授 (70043031)
|
研究期間 (年度) |
1992 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
25,100千円 (直接経費: 25,100千円)
1994年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1992年度: 18,100千円 (直接経費: 18,100千円)
|
キーワード | 細動脈 / in vitro実験 / 内径 / 外径 / Ca^<2+>-トランジェント / 機械的活動 / 高血圧症 / 生理活性物質 / 機能的細動脈 / 脊髄動脈 / エンドセリン / プロスタサイクリン / トロンボキサンA_2 / ノルエピネフリン / アセチルコリン / 微小ガラス管パイペット / 倒立顕微鏡 / 画像解析 / 血管平滑筋 |
研究概要 |
(1)縦方向標本を用いた摘出細動脈の機械的活動を記録する方法を開発した。 (2)イメージセンサと万能投影機を用いて摘出細動脈の機械的活動を記録する方法を開発した。 (3)摘出細動脈の内径・外径・壁厚連続記録システムを開発した。 (3-1)特殊臓器槽を製作した。 いろいろな臓器に分布する内径100μm以下の細動脈を剥離・摘出するためには、臓器槽を長時間4℃に保持することが必要不可欠である。このような条件を満たし、同時に実体顕微鏡の下で容易に操作の出来る臓器槽を設計し、製作した。この臓器槽の作製により、実験に必要な高血圧症ラットの細動脈標本を容易に摘出することが出来るようになった。 (3-2)外径50〜150μmの摘出細動脈の潅流標本を作製し、その内径・外径・壁厚を連続的に記録できる装置を開発した。 生体用倒立顕微鏡に実体顕微鏡を組み込み、摘出細動脈標本への微小ガラス管の挿入と標本固定を容易にするシステムを設計・作製した。このシステムの上に摘出細動脈標本を固定し、37℃に維持された保生液を標本内腔及び外膜側に別々に潅流出来る実験装置を製作した。この潅流細動脈標本の画像を倒立顕微鏡を介して拡大し、その画像がSITカメラに取り込まれ、TVモニタ上に投影され画像解析に供する光学系を設計・作製した。このTVモニタ画像を用いて、細動脈内・外径・壁厚をビデオ画素計数装置・データ解析装置及びソフトによりフレームグラバー、パソコンを併用して、血管平滑筋細胞や血管内皮細胞の細胞内カルシウムイオン濃度を継時的に測定できるシステムも設計・作製した。 (4)上記(3)で作製した装置を用いて、イヌ脊髄のクモ膜下腔を走向する外径120〜150μm機能的細動脈の導物反応性を体系的に検索した。
|