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膀胱癌深達度判定のための膀胱全層生検針の試作

研究課題

研究課題/領域番号 04557071
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関東北大学

研究代表者

星 宣次  東北大学, 医学部・必尿器科, 助教授 (80107200)

研究分担者 黒岩 正明  日本ユーロテック株式会社, 医療機器開発, 本部長
吉川 和行  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (10133977)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1992年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワード膀胱癌 / 膀胱全層生検
研究概要

膀胱癌の治療計画を決定するたれには,術前の正確な深達度(筋層浸潤の有無及び程度)の診断が不可欠である。しかし,最近の画像診断法の進歩にも拘わらず,これらの診断法による正確な膀胱癌の深達度診断は,いまだ満足できるものではない。そこで我々は,1985年より膀胱癌の正確な深達度判定を得るために,筋層浸潤の疑われる膀胱癌例に対して,膀胱壁全層の針生検を施行し,病理組織学的深達度診断を行っている。また特に最近neoadjurant療法により浸潤性膀胱癌も膀胱保存可能な症例が増えてきており,膀胱保存可能か否かの決定に,膀胱全層生検法はぜひとも必要な検査法となりつつある。1)1985年〜1991年までの間に,膀胱癌例70例に膀胱全層生検を試みた成績では,対象症例の80%に病理組織学的診断に供し得る生検標本の採取が可能であった。しかし,表在性膀胱癌では腫瘍と筋層が連続した標本として採取することができなかった。そこで確実に採取可能な生検針と,自動生検装置を試作開発した。さらに腫瘍接種,出血などの副作用を防ぐためにさらに細い生検針を考察し,また経尿道的に生検可能な針を試作した。2)試作開発した生検針と自動生検装置の性能評価のため,犬と兎の膀胱を用いて試験した。さらに家兎移植膀胱癌モデルを作製し全層生検の試験を行なった。以上より膀胱壁全層生検のための,より細い生検針と自動生検装置を試作開発した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 星 宣次: "浸潤性膀胱癌の化学療法" 医学のあゆみ. 162. 406-408 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 星 宣次: "浸潤性膀胱癌に対する膀胱全層生検と経皮的リンパ節吸引生検" 泌尿器外科. 5. 27-34 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 小野 久仁夫: "膀胱癌深達度診断のための経皮的膀胱壁全層針生検-生検法の開発-" 日泌尿会誌. 83. 1681-1688 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] SENJI HOSHI: "Shock wave and THP-Adriamy a'n for freatment of Rabbitis bladder cancer" Jpn.J.Cancer Res.83. 248-250 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] SENJI HOSHI: "EVALUATION OF CHEMOTHERAPY IN BLADDER CANCER EDITED BY H VILLAVICENCIO,W R FAIR" CHURCHILL LIVINGSTONE, 239 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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