研究課題/領域番号 |
04557091
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科・放射線系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
森田 康彦 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (10182255)
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研究分担者 |
岩下 洋一郎 (岩下 洋一朗) 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (70168566)
野井倉 武憲 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (40102561)
中島 延淑 富士写真フィルム(株), 宮台技術開発センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
16,300千円 (直接経費: 16,300千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1992年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | CT / イメージングプレート / EM-法 / X線CT / 画像再構成 / 最尤推定法 / コンピュータ断層法 |
研究概要 |
イメージングプレートを用いた新しいコンピュータ断層システムとこれにより1回のスキャンにより収集された2次元投影データから3次元空間を再構成する可能性については我々がすでに報告してきた。今回の研究では実際にこのようなシステムが可能であることを臨床用の装置の原型となる装置を作成して明らかにし、また再構成された画像を用いて検討することを目的とした。 市販のパノラマ装置を大幅に改造し、歯列を67投影する機構を作成した。またこれらの投影がイメージングプレート上に正確に記録される装置についても作成した。さらにこれらの装置は装置内部のコンピュータと遠隔制御用のコンピュータにより外部からコントロールされるようになっている。 画像再構成法には歯列に沿ったデータから画像を再構成するため光線追跡法を応用した最尤推定法を開発してこれを用いた。 またイメージングプレートからのデータ転送については本学附属病院のFCR7000システムを用い、汎用画像処理システムCRstationがUNIXをOSとしているため、これにイーサネット転送系を接続して利用した。 これらのシステムにより1画素1mm立方で20x200x200画素の画像が得られるシステムが作成された。 標本の下顎骨について画像が作成され検討された。得られた画像は現在の優秀なX線CTには画像としてはとても匹敵するものではないが、歯根、骨皮質、歯冠などがそれなりに描出され、本システムの臨床への可能性を明かにしたと考えられた。
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