研究課題/領域番号 |
04557133
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平井 久丸 東京大学, 医学部(病), 講師 (90181130)
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研究分担者 |
田中 智之 東京大学, 医学部(病), 助手 (50227154)
花園 豊 東京大学, 医学部(病), 助手 (70251246)
三谷 絹子 東京大学, 医学部(病), 助手 (50251244)
杉本 耕一 東京大学, 医学部(病), 医員
千葉 滋 東京大学, 医学部(病), 助手
豊島 秀男 東京大学, 医学部(病), 助手 (20197966)
間野 博行 東京大学, 医学部(病), 助手 (90240704)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
1994年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1993年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1992年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | 染色体転座 / AML-1 / Evi-1 / キメラ蛋白質 / 転写制御因子 / 癌抑制遺 / p16遺伝子 / ALL / EVi-1 / 癌抑制遺伝子 / 転座型白血病 / 慢性骨髄性白血病 / 急性転化 / t(3;21)転座 / AML1 / EVI-1キメラ遺伝子 / 転写因子 / 急性前骨髄球性白血病 / PML / RARのキメラ遺伝子 / t(15;17)転座 / RT-PCR法 / 複合転座 |
研究概要 |
本研究では、染色体転座としてt(3;21)転座を、および癌抑制遺伝子としてp16CDK4抑制遺伝子の解析を行った。その概要は以下の如くである。 (1)t(3;21)染色体転座の分子解析の結果、t(3;21)による染色体切断点の遺伝子の再構成によりAML1/Evi-1キメラ蛋白質が産生されることが判明した.生物学的解析によりAML1/Evi-1キメラ蛋白質は造血細胞の分化抑制と増殖促進に作用する可能性が示された.AML1/Evi-1の転写制御因子としての機能を解析した結果、AML1/Evi-1は、(1)AML1と同様にPEBP2部位に結合し、AML1によるPEBP2部位に対する転写活性をdominantに抑制する、(2)AP-1活性を上昇させる、ことが明らかとなった.さらに、AML1/Evi-1の転写制御因子としての機能ドメイン欠失変異体を構築して検討したところ、(1)の機能は、AML1のDNA結合領域であるruntドメインに依存し、(2)の機能はEvi-1と同様に第2zincフィンガー・ドメインに依存していることがわかった.以上の結果は、AML1/Evi-1が互いに独立した2つの機能を有する転写制御因子であること示す. (2)p16遺伝子の血液系悪性腫瘍発症への関与を検討する目的で、種々の血液系悪性腫瘍患者検体におけるp16遺伝子の変異解析を検討した。その結果、410症例中59症例にp16遺伝子の欠損をみとめ、うち47症例(80%)にhomozygous欠損が存在した。p16遺伝子の欠損はリンパ系悪性腫瘍に極めて特異的であり、ほぼ全てのリンパ系悪性腫瘍にp16遺伝子の欠損を認めた。ALLにおける欠損の頻度は40%と極めて高頻度であったが、AML,CMLおよびMDSにおける欠損は希であった。
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