研究課題/領域番号 |
04557801
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 宏 大阪大学, 歯学部, 教授 (40038865)
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研究分担者 |
安井 哲史 ロート製薬, 研究開発部, 研究員
亀高 茂 ロート製薬, 研究開発部, 課長(研究者)
三宅 洋一郎 広島大学, 歯学部, 助教授 (80136093)
杉中 秀壽 広島大学, 歯学部, 教授 (70028736)
三木 靖夫 大阪大学, 歯学部, 助教授 (80165993)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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キーワード | 歯周病関連菌 / 抗生物質 / 抗菌力 / 歯周ポケット / 非水ゲル / 体生消失性 / DNAプローブ |
研究概要 |
歯周治療薬に適した抗菌化学療法剤を選択するために、各種化学療法剤の歯周病関連菌に対する嫌気状態での最小発育阻止濃度、最小殺菌濃度を測定した。歯周病関連菌としてはP.gingivalis,A.actinomycetemcomitans,P.intermediaを用いた。化学治療剤としてはテトラサイクリン系、マクロライド系、リンコサミド系、キノロン系およびメトロニダゾールを用いた。その結果、P.gingivalisおよびP.intermediaに対してはテトラサイクリン系、マクロライド系が優れた抗菌力を示し、キノロン系がそれらに次ぐ抗菌力を示した。また、A.actinomycetemcomitansに対してはキノロン系が特に優れた抗菌力を有していた。 歯周ポケットに薬剤を投与することに適した薬剤搬送システムとして、生体消失性を示す非水ゲル注入剤の調製を試み、動物モデルにおいて有用性を検討した。尚、モデル薬物には水溶性の塩酸ミノサイクリンを用いた。また、アルカリ域にて溶解するメタアクリル酸コポリマーS基剤として非水ゲルについて検討した。その結果、拡散係数が小さく、分解速度が遅い基剤を用いることにより、持続性の向上が可能であると考えられた。そこで、乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)を基剤とした非水ゲルを調製したところ、持続性の向上が認められた。以上より、本非水ゲルシステムは基剤の種類により持続期間の調整が可能であり、その持続期間はPLGA非水ゲルでは一週間以上になるものと考えられた。 開発LDDSの効果を検討するために、NDAプローブを用いた歯周病関連菌の微量検出法の開発に取り組んだ。検出細菌としてP.gingivalisを用い、P.gingivalis種特異性の非常に高いプローブを選択した。培養したP.gingivalisよりDNAを抽出し、これをテンプレートとしてPolymerase Chain Reaction(PCR)法により増幅後、標識化したプローブを用いてハイブリダイゼーションを行いP.gingivalisの検出系を確立した。
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