研究課題/領域番号 |
04610020
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
倫理学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
飯田 亘之 千葉大学, 教養部, 教授 (90009663)
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研究分担者 |
土屋 俊 千葉大学, 教養部, 助教授 (50155404)
加藤 尚武 千葉大学, 文学部, 教授 (10011305)
鵜木 奎治郎 千葉大学, 教養部, 教授 (40021208)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 応用倫理学 / 権利 / 生命倫理学 / 環境倫理学 / コンピュータエシックス |
研究概要 |
生命・環境・情報をめぐって現代生じている重大な倫理的社会的問題解決のため、権利概念を中心にすえ応用倫理学の組織的体系的研究を行った。具体的目的として、(1)バイオエシックス・環境倫理・コンピュータエシックスの基本的問題について、最近のアクチュアルな論争の中からその主要な論点を整理すること。(2)個々の論点を権利の観点から論究し、妥当な請求権としての権利の範囲の確定、範囲内の問題処理の仕方の原則、範囲外の問題処理の方法についての研究を行うこと。(3)権利に基づく応用倫理学を従来の義務論的倫理学、功利主義的倫理学と対比させ、応用倫理学に倫理学説の中で然るべき位置を与え、単なる倫理的反省の行為の位置を越えたものとして、それに然るべき地位を与えることを試みること、を持ち、これらを検討する過程で応用倫理学の主要な特質を権利基底的なものとして倫理学の中で然るべき性格づけと位置を与えることが出来たと考える。我々は又(4)日本における応用倫理学の発展にとって、有効な資料の整備をはかることを目的として持ったが、(1)を中心にその作業を進め、その成果を千葉大学学長の教育研究特別経費の補助をもうけて、今春440ページの報告書として300冊程出版することになっている。(5)生命倫理、環境倫理、情報倫理教育のための教育プログラムの開発を行うこと、については特に情報倫理教育のためのプログラム開発を行い、然るべき成果が既にまとめられつつある。又、応用倫理学一般教育プログラムをマニュアルとリーディングスとして来年度にまとめて出版する予定で既に着手している。
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