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文化と価値と行動:新たな研究方法の適用と拡張

研究課題

研究課題/領域番号 04610034
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

MARK H・B・Radford  北海道大学, 文学部, 助教授 (80219253)

研究分担者 中根 允文  長崎大学, 医学部, 教授 (80039833)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードSGMC / 文化測定法 / 心理構造 / 意志決定様式
研究概要

本研究の第一段階として文化と価値および行動の関係を明らかにした。SMGC及び従来の測定法により測定された文化と,自己の文化への同一化,および個人の価値システムとの関係を明らかにするための研究を行った。この目的のため,平成3年度に開発されたSMGC及び従来の文化測定法を札幌と長崎の学生に適用すると同時に,価値の普遍的心理構造を測定するため価値尺度を用いて,調査対象者の価値システムを測定した。また同時に,文化と価値が行動に及ぼす影響を調べるため,意志決定行動のいくつかの側面を測定するための尺度を実施した。
本研究の第二段階として意志決定様式の文化差を説明する原理を主観的測定法を用いて測定された文化内容から引き出せるかどうか検討を行った。このため上の調査で明らかにされた正常人の文化概念とうつ病患者の持つ文化概念を比較検討し分析の手がかりを得ることをめざした。具体的には長崎大学医学部付属病院の入院および外来の精神病患者とその家族を対象として,彼らの価値体系及び精神病に対する知覚を測定した。この研究にあたっては,伝統的コミュニティーの間で異なった価値体系が存在しており,かつ精神病患者の症状に特徴の多く見られる五島列島の患者が中心となった。同時に,それぞれのコミュニティーの文化の特徴の測定を行い,文化と精神障害の関係を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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