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生物学における動的な対象についての概念的な知識と概念変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04610084
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関東横学園女子短期大学

研究代表者

下村 久美子  東横学園女子短期大学, 教養系, 助教授 (10179012)

研究分担者 上野 直樹  国立教育研究所, 教育指導部, 主任研究員 (40124177)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード日常的生物学 / 動きの知覚 / 科学教育 / 概念
研究概要

1.平成3年度補助(03831018)により実施した実験ではcomputer monitor上に速度、加速度、方向の異なる1光点の運動パタンを発生させ、大人に対象自体の「力の関与」、「動きのコントロール」、「生物らしさ」の印象を評定させた。その結果、(1)動きの印象は物理学の初心者の抱く誤信とよく呼応すること、(2)1光点の動きでも対象の生物性が簡単に知れることが示され、日常的な運動力学や日常的な生物学のベースに対象の動きの知覚があることが示唆された。平成4年度は、被験者に異なる二姿勢(正立位・倒立位)をとらせ3年度と同じ刺激の評定を求めた。その結果、倒立姿勢でも刺激の印象は変わらなかった。このことから対象の動きの知覚は、同時に天ー地という地球環境の絶対軸、そして自己の頭-足の位置の知覚を伴っていること、そうした“背景"の知覚があって初めて成立することが示唆された。
2.人や動物の運動パタンは対象の生物性以上の情報を示すと考えられる。平成4年度以降の研究では、運動パタンが対象の意図、プラン、知能について印象とどのように関連するかを明らかにしていく。このために4年度は刺激の作成を行った。すなわち、人間の乳児の身体の動き、特に手足の動きを、生後まもなくから手足が自由に使えるようになる生後10カ月までの期間、定期的に撮影し、それを光点による刺激に加工した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Naoki Ueno & Norifumi Arimoto: "Reconsidering naive theory from the perspective of situated cognition" Human Development.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Naoki Ueno: "Reconsidering P-prims theory from the viewpoint of sutuated cognition" Monograph of Cognition and Instruction.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 川村 久美子: "6章 生物理解 『エブリデイ概念論』" 新曜社, (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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