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家族イベント移行における生活の格差と連続

研究課題

研究課題/領域番号 04610114
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

渡辺 秀樹  慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (30114721)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード家族 / 家族ライフイベント / ライフコース
研究概要

家族イベントの経験における生活ニーズの充足度の変化と、人間関係・ネットワークの変化についての研究をテーマとして文献・資料研究をおこなった。仮説にとどまるが、知見は以下のとおりである。
1.家族の多様化との関係で:アメリカでの家族の多様化に見られるように、多様な家族イベントの経験の仕方によって、その間に生活ニーズの充足度に大きな差異が生じないとき、および多様なライフスタイルとして当該文化のなかに位置を占め、その間に偏見など、価値規範的な評価の上での顕著な差異が認められないとき、家族の多様化は進展する。
2.家族イベント移行として:特定の家族イベントを経験する前後で、生活ニーズの充足度に大きな変化が生ずるとき、とくにそれが充足度の低下をもたらすとき、当該の家族イベントを経験することを回避。逆に、変化が小さいときには、イベント経験の蓋然性は高まる。
3.家族イベント移行の変化を捉える指標:変化を捉えるに、1)法的なハードル、2)生活ニーズ(基本的には経済的測面)の落差、3)人間関係の変化、の3つの指標を設定して考える。もっと多くの指標に分解可能だが、本研究では、基本的な指標としてこの3つを設定して、イベント移行における変化の枠組みとした。
4.こうした仮説的モデルを、家族イベントに具体的にあてはめ、モデルの適合性について検討した。家族イベントとしては、結婚、離婚、婚外子、再婚などがある。これに関連する日本とアメリカのセンサスデータや実証研究データを収集し、再分析することにより、肯定的な結果を得た。
5.こうした仮説および2次資料による検討は、家族社会学会において発表し、議論の場を得た。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渡辺 秀樹: "家族イベント移行における生活の格差と連続" 家族社会学研究. 5. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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