研究課題/領域番号 |
04610121
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
松本 通晴 同志社大学, 文学部, 教授 (90066142)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 鉱山労働者 / 生活史 / 別子銅山 / 新居浜市 |
研究概要 |
平成5年度の研究成果は次のように示される。 (1)前年度から継続して、鉱山労働者の労働慣行及び社宅生活態様などについて聴取し、それを文章化する作業を行ってきた。 (2)すでに以前に筆者(研究代表者)が資料蒐集を行っていた大地主家家計簿を点検し直してそれを複写し、そこから大地主小作米(明治末・大正期)を住友系企業へ販売していた実態を明らかにして、戦前期の地域社会と住友系企業及び労働者とのかかわり方を一面において鮮明にした。 (3)鉱山労働者が生活してきた地域社会の伝統を、鉱山労働者の生活とは別の系譜に立つ新居浜市の祭り慣行の面から浮彫りにし、その祭り慣行を担ってきた市民(商人、農民、漁民)の生活を追求してきた。 (4)以上、初期の目的であった鉱山労働者の生活史的研究は大方終了したものの、しかしなお、幾つかの点については今日まで果たされるに至らず、今後の研究として残されることになった。
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