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地域教育運動の教育法社会学的研究ー岐阜県恵那地域とその比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 04610135
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関福島大学

研究代表者

森田 道雄  福島大学, 教育学部, 助教授 (40109236)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード恵那教育会議 / 中津川市教育市民会議 / 教師集団の形成過程 / 生活綴方教育 / 教員の地域認識
研究概要

昨年度内地研究でおこなった研究報告「恵那教育会議・研究ノート」をふまえて、今回交付を受けた科研費による研究では、その「恵那教育会議」という地域教育運動の中心的な担い手であった教師集団の意識形成過程をまず研究課題としてとりあげ、その後に「教育会議」運動の再生を期して取り組まれた「中津川市教育市民会議」研究に発展させる予定で、おおむねその計画通りに進行したが、交付された研究費による研究報告書の作成では、そのうちの前半部分が文章化できたにとどまった。それは、およそ10万字ほどのボリュームになった。後半部分は大学の研究紀要に発表したい。
この研究の中で、この地域の教師集団の「教育観」とりわけ、戦後初期の新教育の受容においての独自性が抽出でき、そこから教育おける「地域性」の認識がアメリカナイズされたものではなく、伝統的で土着的なものをふくんだものであったことが重要な成果だった。確かにこのことは、戦後初期の「やまびこ学校」に代表される生活綴方の特質として指摘されたものではあったが、実際の地域的運動を実証的に明らかにする研究成果はこれまでなかったように思われる。そこに今回の研究の中心的意義をおいた次第である。したがって、「研究実施計画」中の比較研究まで手を伸ばすことが出来ず、多少の差異が出てきた。そのほか、主な研究成果は、 (1)恵那教育会議という地域教育運動の担い手の一つである教員側の「教育意識」の形成過程をほぼ立証できた。 (2)その教育意識の中心にあった教育における「地域認識」「生活認識」を生活綴方実践としてフォローした。 以上である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 森田 道雄: "恵那教育会議の教育法社会学的考察(3)" 福島大学教育学部論集(教育・心理部門). 53. 1-16 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 森田 道雄: "恵那の教師集団の形成過程・研究ノート" 福島大学教育行政学研究室, 86 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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