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貝殻・沈線紋土器の成立に関する型式学的検討の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04610242
配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

岡本 東三  千葉大学, 文学部・史学科, 助教授 (00000498)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
キーワード三戸式土器 / 田戸下層式土器 / 田戸上層式土器 / 住吉町式土器 / 吹切沢式土器 / 物見台式土器 / 常世式土器 / 大寺式土器
研究概要

貝殻・沈線紋土器が注目されるようになったのは、1930年代のことである。神奈川県三戸遺跡や田戸遺跡、あるいは北海道住吉町遺跡から出土したこの種の尖底土器は、最古の縄紋土器の一群に位置づけられるとともに縄紋文化の起源を究明する土器として、研究が進められてきた。しかし、戦後の撚色紋土器や押型紋土器の編年研究がめざましい成果をあげる中で、貝殻・沈線紋土器の研究は、資料的な制約と相候って、停滞的であったといっても過言ではない。
1964年、岩手県蛇王洞洞穴の発掘以降、東北地方の貝殻・沈線紋土器と関東地方の三戸式・田戸式土器との比較研究がなされるようになり、その出自が問題となっている。関東起源説と東北起源説が対立した見解が提示され、今だ解決していない。
近年の発掘資料の増加にともない、特に東北と関東をつなぐ福島県・茨城県からも良好な資料(前原遺跡・竹之内遺跡など)が出土し、その成立に関する方向性が見通せるようになってきた。
1、貝殻・沈線紋土器の地名表・分布図を製作した。
2、貝殻・沈線紋土器の文献を収集し、目録とその拓本をカード化した。
3、紋様を施紋具別に分類し、紋様帯の基本類型をつくった。
4、東北地方の貝殻・沈線紋土器の成立の前段階の日計式土器の検討を行った。
5、三戸式・田戸式土器と中西以西に分布する押型紋土器との共伴関係を検討する。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岡本 東三: "沈線紋土器をめぐる研究史と課題" 縄紋早期沈線紋系土器の成立と展開. 75-77 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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