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パーソナルコンピュータを使った言語地理学データ処理手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04610305
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関県立新潟女子短期大学

研究代表者

福嶋 秩子  県立新潟女子短期大学, 英文科, 助教授 (80189935)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード言語地理学 / パーソナルコンピュータ / 言語地図 / 日本語方言 / 分布の重ねあわせ / 音韻項目
研究概要

研究代表者は、昭和58年パソコンを利用した最初の言語地理学的データ処理システムSEALを開発、マニュアルを出版し、その中でプログラムを公開するとともに、実際の調査への適用結果を論文発表して、「パソコンによる言語地理学」を提唱した。平成3年、機器の進歩に対応するためにシステムを改良し、さらに新しい機能をつけ加えてSEAL第2版を発表、第2版のマニュアルを出版した。
本研究の目的は、上のような経過を踏まえ、パソコンによる言語地理学データの分析をさらに容易にし、手作業ではできないパソコンならではの分析手法を確立することである。本年度は、SEALシステムの特徴をいかしながら、改良を加え、実際の調査結果への適用、分析を進めてきた。
1 パソコンによる言語地理学データ処理システムSEALの改良を行った。32ビットマシンとレーザープリンタを使用するシステムを導入し、プログラムの手直しを行い、処理の高速化や効率化をはかった。プログラム公開時の手引きを整備し、標準的な言語地理学調査データへ適用する際のプログラムの変更点を明示した。数値データの分析ができるようにプログラムを改良した。また、作図時のはんこの指定をプログラム中でもできるようにし、再分析や分析のあとづけが簡単にできるようにした。BASICデータファイルからMS-DOSデータファイルへのデータ変換を行うプログラムを開発した。
2 研究補助者の協力を得て、実際の言語地理学資料データを入力し、分析例を蓄積した。出雲調査や徳之島調査の資料を入力し、そのデータの言語地理学的分析を行った。複数項目の重ね合わせによる分析手法は、既発表の音韻項目の分析ばかりでなく、類似の分布パターンを示す語彙項目の分析にも有効であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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