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日米の知的所有権係争とその企業提携・政策協調へのインパクト

研究課題

研究課題/領域番号 04630028
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済事情・政策学
研究機関京都大学

研究代表者

坂井 昭夫  京都大学, 経済研究所, 教授 (20067713)

研究期間 (年度) 1992 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード知的所有権 / 特許 / パリ条約 / TRIP協定 / 世界知的所有権機関 / 特許使用料 / 特許紛争 / ハ-モナイゼーション / ハーモナイゼーション / TRIP / WIPO / 特許制度
研究概要

1.1982年のIBM産業スパイ事件以後、日米企業間の知的所有権紛争が多発するようになった。本研究では、それらの主要事例(コンピュータOS、アモルファス合金、光ファイバー、半導体、カメラの自動焦点機構等をめぐる紛争)についてケース・スタディをおこない、事実関係の明確化に努めた。
2.1を土台にして、日米知的所有権紛争(民間レベル)の全体的なトレンドの究明を試みた。紛争領域のハイテク産業全体への拡張、サブマリン特許の脅威の存在、アメリカの特許裁判の動向(均等論の普及と損害賠償の高額化)等が明らかになったが、それらは日本企業にとっての困難が一過性のものではなく、今後も続く可能性を示唆している。
3.日米企業間の知的所有権紛争は、日米両国の知的所有権制度のあり方と密接にかかわっている。その関係を意識しつつ、制度調整をめぐる政府レベルの対立と妥協についての実態究明にあたった。なお、ガットのウルグアイ・ラウンドやWIPOにおいても知的所有権制度のハ-モナイゼーションをめぐる国際交渉がなされてきたので、それらの特徴と問題点の検討作業もおこなった。
4.留意すべきことに、日米の民間レベルの知的所有権紛争は、両国企業間の提携関係の発展を促す要因となってきた。また、政府レベルでの制度調整の動きは、それ自体、日米政策協調の新たな前進を物語る。対立の日本にとっての重大さと当時に、対立を通して協調が進む関係にも注意を寄せることが、問題解決の方向を探る上で重要だと思われる。

報告書

(4件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 坂井昭夫: "日米知的所有権紛争を考える" 京都大学経済研究所「KIER」. 9205号. 1-22 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂井昭夫: "日米知的所有権紛争の経済的意味" 杉本昭七編「現代世界経済の転換と融合」同文館. 65-85 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂井昭夫: "知的所有権制度の国際的ハ-モナイゼーションに関して" 京都大学経済研究所「KIER」. 9303号. 1-31 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂井昭夫: "日米ハイテク摩擦と知的所有権" 有斐閣, 245 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Sakai: "Some Aspects of Intellectual Property Rights Conflict between U.S.and Japan" KIER. No.9205. 1-22 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Sakai: "International Harmonization of Intellectual Property Protection" KIER. No.9303. 1-31 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Sakai: Edited by S.Sugimoto, Change and Fusion of World Economy, "Economic Meanings of Japan-U.S.Dispute over Intellectual Property Rights". Dobunkan, 65-85 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Sakai: U.S.-Japan Trade Conflict in High-Tech and Dispute over Intellectual Property Rights. Yuhikaku, 1-245 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂井 昭夫: "日米ハイテク摩擦と知的所有権" 有斐閣, 245 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 坂井昭夫: "日米知的所有権紛争を考える" 京都大学経済研究所『KIER』. 9205号. 1-22 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 坂井昭夫: "日米知的所有権紛争の経済的意味" 杉本昭七編『現代世界経済の転換と融合』同文舘. 65-85 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 坂井昭夫: "知的所有権制度の国際的ハーモナイゼーションに関して" 京都大学経済研究所『KIER』. 9303号. 1-31 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 坂井 昭夫: "日米知的所有権紛争を考える" 京都大学経済研究所『KIER』. 9205号. 1-22 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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