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税務行政と租税政策に関する理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04630052
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 財政学・金融論
研究機関一橋大学

研究代表者

石 弘光  一橋大学, 経済学部, 教授 (60017530)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード納税協力コスト / 税務当局 / 源泉徴収 / 申告納税 / クロヨン / 効率性 / 中立性 / 公平
研究概要

税務行政の実態を分析することは、税制・租税政策の実施にあたってきわめて重要である。税務行政は各国で、その形態、実施状況はバラバラであり、一般に効率か公平かという視点から分析の対象になりうる。
源泉徴収制度がきわめて発達している日本において、徴税コストは節約され、きわめて効率的に税率を挙げえる余地がある。しかしこの反面、申告納税とのギャップが大きくなり、納税者の間で差別意識もしくは税に対する公平感のバラツキがでてくる。これがクロヨンといわれる業種間の所得把握の割合で示される現象である。
本研究において、日本徴税制度の90%以上が源泉徴収制度に負っていることを数量的にたしかめた。その上、カナダ、イギリス、アメリカの3ケ国の徴税コストと比較して、日本の特徴を明らかにした。源泉徴収制度が発達しすぎると、税務行政上、効率と公平の間でトレード・オフが生じる。これを日本の実態にそくして考察した。
具体的には、クロヨンの再推計をすることでこの点を追求した。前推計は1972-79年の間であったが、今回1989年まで延長、クロヨンの実態が著しく改善されているのを発見した。この背後の原因をもっと追求する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] HIROMITSU ISHI: "The Conflict between Efficiency and Egujty of Tax Administration" Hitotsubashi Journal of Economics. 33. 129-147 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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