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ドル体制の再編と「円圏」形成の展望

研究課題

研究課題/領域番号 04630062
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 財政学・金融論
研究機関立命館大学

研究代表者

奥田 宏司  立命館大学, 国際関係学部, 教授 (40117396)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードドル体制 / ドル本位制 / 「円圏」 / 国際収支 / 本邦為替銀行 / 対外ポジション / 為替媒介通貨 / クロス取引
研究概要

本研究課題は、「ドル体制の再編と「円圏」形成の展望」であった。このテーマで検討しなければならなかったことは、少なくとも3つある。1つは、アメリカ国際収支の詳細な検討であり、2つ目は、それとの対比で日本の国際収支構造の変化を解明しながら、国際収支各項目の円と外貨の通貨区分を推定することである。3つ目は、ドイツ・マルクの西ヨーロッパでの国際通貨化の現状を、ドル体制の変容・後退との関連で明らかにすることであった。
私は、本研究補助費によって1993年3月まで3本の論文を執筆した。いずれも、上記の3つの課題に関連したものである。一本目の論文は、7月末に脱稿したものであり、本邦外国為替銀行の対外ポジションを解明する視点を模索しようとするものである。二本目の論文は、10月に国際経済研究会で発表したものであり、上記の3つの課題を全体にサーベイしている。この論文は、将来、本テーマで著書をまとめるときに全体のベースになろう。三本目の論文は、3月はじめに脱稿できたものであり、一本目の論文をさらに発展させたものである。つまり、一本目の論文では、「1991年型日本の国際収支」が如何に成立しているのかという課題の分析視角を探るところで終わっていたものを、三本目の論文では私なりの分析視角を確定して、1991年の国際収支構造がなぜ成立しているのかを詳細に明らかにすることができた。
今年度当初においては、今年度中に3本くらいの論文を執筆して、これまでの論文と合わせれば、年度末には著書にまとめる作業に入れるものと考えていた。しかし、著書にまとめるためにはなおいくつかの論文の執筆が必要であることが研究の進展に連れて明らかになった。それらの論文の執筆は来年度の研究になろう。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 奥田 宏司: "本邦為替銀行の対外ポジションと先物為替取引" 立命館国際研究. 5巻2号. 58-73 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 奥田 宏司: "ドル体制の変容・後退について" 立命館国際研究. 5巻34号. 55-79 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 奥田 宏司: "国際収支構造の変化と本邦為替銀行の対外ポジション" 立命館国際研究. 6巻1号. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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