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金融商品に係るリスク情報開示実態の日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 04630082
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関早稲田大学

研究代表者

大塚 宗春  早稲田大学, 商学部, 教授 (60063749)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード財務会計基準審議会 / 基準書105号(SFAS105) / 基準書107号(SFAS107) / オフ・バランスシート・リスク / 公正価値の開示 / 信用リスクの開示 / 基準書105号(SFAS105号) / 基準書107号(SFAS107号) / リスク開示 / オプション取引
研究概要

米国の会計基準設定主体である財務会計基準審議会(FASB)は,金融商品のリスク情報開示に関する2つの基準書を公表している。基準書105号「オフ・バランスシイート・リスクを伴う金融商品及び信用リスクの集中を伴う金融商品についての情報の開示」及び基準書107号「金融商品の公正価値の開示」である。前者は金融商品のうち,オフ・バランスシート・リスクを伴うもの及び信用リスクの集中を伴うものを開示することを要求するものであり,後者は金融商品全般について公正価値情報の開示を要求する。米国の銀行業を中心とする実態調査によると,オフ・バランスシート・リスクとして金利スワップ,通貨先渡し,通貨先物,通貨オプション,ローン・コミットメント,スタンドバイ・クレジット等が比較的多くあげられていた。また信用リスクの集中の例としては,地域別の信用リスクの集中が最も多くみられた。
金融商品の公正価値の開示については,その適用金融商品の範囲の広さには注目すべきであるが,わが国の実態と比較してみると,興味ある対比がある。すなわち,日本の場合には公正価値に相当する時価情報の開示は,先物取引,オプション取引及び有価証券についてのみ要求されているが,その種類別に具体的な開示が行われているのに対し,米国の場合は開示の範囲は広いが,個々の金融商品についての開示内容は乏しく,米国においては,公正価値の開示についてその内容の一層の充実が求められるべきであると思われる。
複合金融商品については,日米ともほとんど開示がなされていないことに問題があるとの結論に達した。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大塚宗春: "ファイナンス・リース取引の貸手側における開示基準" 企業会計. 45. P.54-P.58 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OOTSUKA,Muneharu: "DISCLOSURE ABOUT FINANCE LEASE" KIGYOU KAIKEI. 45. 54-58 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大塚宗春: "ファイナンス・リース取引の貸手側における開示基準" 企業会計. 45巻9号. P.54-P.58 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大塚 宗春: "オプション取引の会計処理と表示およびヘッジ会計" 旬刊 経理情報. 678. 4-10 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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