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ラグランジュ関数に関する幾何学

研究課題

研究課題/領域番号 04640052
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代数学・幾何学
研究機関滋賀大学

研究代表者

大久保 克己  滋賀大学, 教育学部, 教授 (80024933)

研究分担者 山添 史郎  滋賀大学, 教育学部, 助教授 (10075137)
正田 實  滋賀大学, 教育学部, 教授 (10235715)
村上 一三  滋賀大学, 教育学部, 助教授 (70210002)
丹羽 雅彦  滋賀大学, 教育学部, 教授 (00024969)
山口 博史  滋賀大学, 教育学部, 教授 (20025406)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード基本関数 / フィンスラー幾何学 / フィンスラー接続 / ラグランジュ関数 / ハミルトン関数 / 測地線 / ポテンシャル / ベクトルポテンシャル
研究概要

接空間上の基本関数、つまりラグランジュ関数L(x,y)がyについて正斉次性をもたない場合に、いかに合理的にフィンスラータイプの接続を決定するかということを研究した。1991年に京都大学のジャーナルに「一般ラグランジュ関数の微分幾何学」という論文を発表したが、そこでの理論をさらに発展させた。同じ雑誌に「共形幾何学と射影幾何学における不変接続」という論文が掲載された。一方では、(α,β)計量に関する徳島大学の一條氏の論文があり、我々の研究と深く係わっていることがわかって、彼の研究について調べた。非線形接続をあらかじめ決めておいて、それを利用してフィンスラー接続を決定するという方法であって、我々の方法と同じようである。(α,β)計量の場合に、彼の示した非線形接続は共形的に不変になっており、共形幾何学の研究にとって好都合である。我々はこの方向でも研究をつづけるが、まだ、新しい結果を出すまではいたっていない。彼の論文を理解するところで終った。日本学工院のプロシーディングに、1992年に掲載された「3次元空間での平衡ベクトルポテンシャル」において、ポテンシャル論における平衡ポテンシャルに対して平衡ベクトルポテンシャルの概念を導入した。これは電気力学のコンデンサーに対してソレノイドを考察することによって生じる。2次元トーラス上にコイルを巻き、電流を流すと磁場が誘導される。電流の強さを一定としたとき、この電流によって誘導される磁場が平衡ベクトルポテンシャルである。さらに一般に、解析的に滑らかな閉曲面とそれによって囲まれた領域に対して平衡流密度とそれによって誘導される平衡ベクトルポテンシャルの概念を定義した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 山口 博史: "Equilibrium Vector Potentials in R^3" Proceedings of the Japan Academy. 68. 164-166 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 丹羽 雅彦: "代数的K理論における群完備化カテゴリーの普遍性をもつモデル" 滋賀大学教育学部紀要 自然科学. 42. 1-6 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 村上 一三: "数学教育における一般化について" 西日本数学教育学会誌. 18. 11-18 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 村上 一三: "いきる力につながる学習意欲" 数学教育(明治図書). 414. 5-12 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 村上 一三 (分担執筆): "数学教育の新展開" 聖文社, 389 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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