今年度は科学研究費の使用できる期間が極めて短かかったので、次の点にしぼって仕事を行った。 (イ) 今後の研究の進め方に関する討論 (ロ) これまでの研究成果をまとめて、論文にしていく為の下準備. (イ) に関しては、研究代表者が東北大学理学部に出張し、これまでの研究成果の宣伝、及び今後の研究に進め方について討論を行い、若手の研究者の注意をうながした。 (ロ) に関しては、発表の為の準備としてラップトップNEWSを購入し、これを使って基礎的資料の入力を終らせた。これによって、発表の手段と、世界中の研究者との連絡が極めて速く行えるようなった。 このような発表手段を持つことによって、今年度はまず、研究発表の項にあるように、極めて速く論文を発表することが可能になった。 更に、これらの交流を通じて、ワイル多様体は、各種数学系の量子化の問題、無限次元リー群論、及びその表現論と深いつながりがあることが確認された。今後はこの方向に発展するものと期待される。
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