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可換環の微分に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04640108
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代数学・幾何学
研究機関名城大学

研究代表者

古家 守  名城大学, 理工学部, 教授 (80076520)

研究分担者 三町 祐子  名城大学, 理工学部, 講師 (00218629)
加藤 芳文  名城大学, 理工学部, 助教授 (40109278)
硲野 敏博  名城大学, 理工学部, 教授 (80076645)
松澤 忠人  名城大学, 理工学部, 教授 (20022618)
伊藤 昇  名城大学, 理工学部, 教授 (20151524)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード微分 / p-integral derivation / p-基底 / 自由加群 / 可換環
研究概要

Rを標数P(Pは素数)の可換環,kをRの部分環として,k上Rのすべての微分の集合Der_k(R)の構造に関する成果を報告する。
_2Der_k(R)はR-加群としての構造をもち,Der_k(R)の元dについて,d^p,d^p^2,…はDer_k(R)の元になり,これらで生成されるDer_k(R)の部分加群をL_R(d):=〈d,d^p,d^p^2,…〉 で表わす。又dが d^p^5+r_<S-1>d^p^<S-1>+…+r_1d^p+r^0d=O(r_i∈R) なる関係式をみたすとき,dはP-infegralという。dがP-integralになる必要十分条件はL_R(d)が有限生成になることである。 A.Nowickiは1985年に次の結果を示した。
Rがネーター環,又はk上の多項式環k[X_1,…,X^n]のとき,Der_k(R)の元はすべてP-intergralである。
我々はこの結果を次の様に一般化した。
(1)Rがk上有限生成ならばDer_k(R)の元はすべてP-intergralである。
(2)kがUFDでR=k[X_1,…,X_n](k上の多項式環)のとき,Der_k(R)∋dについて,L_R(d)は有限生成な自由R-加群である。
(3)k上RのP-基底{X_1,…,X_n}が存在するとき,Der_k(R)の元はすべてP-integralである。
(4)Der(R)∋dについて,RがConst(d)上有限生成な環ならば,dはP-intergralである。
今後は,これらの結果を更に一般化し,Der_k(R)やL_R(d)の構造を確定したい。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 古家 守: "p-integral derivations of commufative rings" Report Fac.Sci.and Techn.Meijo Univ.33. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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