研究課題/領域番号 |
04640170
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
西野 利雄 九州大学, 工学部, 教授 (30025259)
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研究分担者 |
後藤 俊一 九州大学, 工学部, 助手 (30225651)
川島 秀一 九州大学, 工学部, 助教授 (70144631)
吉川 敦 九州大学, 工学部, 教授 (80001866)
木塚 崇 九州大学, 工学部, 助手 (70186279)
鈴木 昌和 九州大学, 工学部, 助教授 (20112302)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | Poincareの写像定理 / Cousinの問題 / 代数曲線の特異点 / Riemann領域上の有理型関数 / Poincare-Picardの写像 / 乗法公式を持つ解析写像 |
研究概要 |
今期の研究目標は解析写像の研究であるが、具体的には二つの問題を設定していた。その1は、C^2の代数的写像の研究であり、その2は、乗法公式を持つ解析写像の研究である。その成果であるが、先ず第一の課題については、その一般的な解決には至っていないものの、基礎的な問題についていくつかの進展があった。それを列挙すると次の通りである。 1.Schwarzの補題の多変数への拡張のみによるPoincareの写像定理の初等的な証明。 2.C^2における代数曲線の特異点を通常2重点のみに変形するための、Cousin問題の解を使う解析的な手法の確立。 3.C^n上に実現されている代数的な多葉領域上に1変数代数関数論を使って有理型関数を構成する手段の確立。 4.連続解を持つようなCousin第2問題の解析解を求める問題が直接Cousin第1問題に帰着されることの証明。 これらの成果は本研究のためばかりではなく、一般多変数関数論の基礎を整理する上にも重要と思われるので、以前に得られているSheaf理論の一部の簡略化と共にまとめて発表するつもりである。次に第二の課題についてであるが、これについては、C^nにおけるPoincare-Picardの写像で、ある程度多くの方向を持つ直線の像が代数的な曲線になる場合は、その写像そのものが代数的になることが明らかにされた。又、座標軸を固定するようなPoincare-Picardの写像については、更に特殊な場合に面白い問題があることがわかり、その場合を除いては一応の解決が得られた。残された問題は今後の課題である。
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