研究課題/領域番号 |
04640261
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
羽部 朝男 北海道大学, 理学部, 講師 (90180926)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 活動的銀河 / AGNへの質量供給 / 自己重力不安定 / 巨大ブラックホール / 爆発的星形成銀河 / 銀河の棒状構造 / 数値流体力学 / インナーリンドブラッド共鳴 / active galaxies / mass supply to AGN / self-gravitational instability / massine black hole / star burst galaxies / bar structure in agalaxy / numerical hydrodynamics / inner bindblad resonance / 爆発的星形成 / 銀河銀河相互作用 |
研究概要 |
活動的銀河中心核の活動性は銀河中心の巨大ブラックホールにガスが流れ込むときの重力エネルギーの解放に由来しているとされている。しかし、銀河中心から数kpcに分布していたガスを銀河中心へ供給するにはなんらかの機構でガスの角運動量を取り除く必要があり、この機構について研究が盛んになされている。同様の過程は爆発的星形成銀河でも起きていると考えられている。 この研究では銀河にバー構造があると仮定して、ガスとバー構造との相互作用によって銀河中心領域へ集中することによって強められたガスの自己重力によって銀河中心へガスがさらに集中する可能性を検討する。 研究成果は以下のようにまとめられる。 平成4年度は、銀河に弱いバー構造が存在する場合、このバーとデスク内を回転するガスとのinner Lindblad共鳴によってガスは銀が中心領域にかき集められて、ガスの自己重力が強められた場合のガスの進化について数値流体力学を用いて研究した。その結果が強められた自己重力によってガスは不安定となりガスは更に銀河中心へ急速に集中することが明らかになった。しかし、このようにガスが大量に銀河中心へ集中する場合ガスの自己重力の恒星系への影響を無視することは出来ない。 そこで平成5年度では、星の系を自己重力系としてあつかい、星とガスの2成分系として扱い弱いバー構造を持つ銀河の中心付近のガスの振舞いについて数値計算を行った。その結果、ガスは銀河中心へ集中して重力が強くなると星の系のバー構造は変化しはじめ、力学的な時間で壊れることが明らかになった。このことは、爆発的星形成銀河などで銀河中心にガスが集中したあとで、バー構造が消滅し、ガスの銀河中心集中過程に対するバー構造の役割をわかりくくすることを意味している。 以上の研究の一部はすでに論文として出版し、残りは投稿準備中である。
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