研究課題/領域番号 |
04640289
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
鈴木 恒雄 金沢大学, 理学部, 教授 (60019502)
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研究分担者 |
松原 克己 七尾短期大学, 教授 (10209603)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | QCD / CONFINEMENT / MONOPOLE / SIMULATION / LETTICE QCD / LATTICE QCD / クォークの閉じ込め / カラーの閉じ込め / モノポール / 格子QCD / モンテ・カルロ,シミュレーション / アーベリアン射影 |
研究概要 |
モンテ・カルロ法では、1992年度は1)モノポールによる閉じ込めがわかっているcompact U(1)と比較をしつつ調べた。その結果、abelian projectionした後のSU(2)effective actionはcompact U(1)のような簡単な形ではないこと、2)SU(2)でクォーク場の入ったQCDでの計算も実行した。その結果、monopole currentの時間-空間成分の差が、クォーク場のないときと同様にたいへん良い閉じ込め-非閉じ込めの秩序パラメーターであることがわかった。クォーク場の存在しているfull QCDでは始めての信頼できる閉じ込めの秩序パラメーターの発見である。 1993年度は1)abelian Wilson loopがphotonからの寄与の部分とmonopoleからの寄与の部分の積に書けることを見出し、SU(2)gauge theoryでそれぞれからstatic potentialを計算した。その結果、monopoleの寄与からstring tensionが再現され、クーロン項はphotonから得られることがわかった。2)温度ゼロのSU(2)gauge theoryでmonopoleのeffective actionを求め、真空中ではlong distanceでmonopole loopのentropyはenergyを上まわり、monopole condensationが起こっていることが明かにされた。3)SU(2),SU(3)pure gauge theoryで、abelianのWilson loopを外場として入れた、QCDの真空を調べた。monopole currentのrotationとabelianの電場を測定し、Dual Ginzburg-Landau方程式にあてはめることにより、その中のパラメーターである、penetration lengthとcoherence lengthを求めた。その結果、SU(2),SU(3)ともに、超伝導の言葉でいうと、type1とtype2の境界あたりであることがわかった。 QCD赤外有効理論の立場では、バリオンのスピンと速度に依存したポテンシャルの計算を行った。大変に複雑な系なので、最も単純な正三角形の場合のみを行ったが、メソンの場合と良くにた振る舞いがわかった。
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