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MAPMTによるシンチレーティングファイバーカロリメータからの光信号読み出し

研究課題

研究課題/領域番号 04640305
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 核・宇宙線・素粒子
研究機関佐賀大学

研究代表者

村上 明  佐賀大学, 理工学部, 教授 (60039253)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1992年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードマルチアノードPMT / シンチレーティングファイバー / カロリメータ / 光信号読む出し
研究概要

1.シンチレーティングファイバー(SCIFI)を用いた電磁シャワーカロリメータ(SCIFI-CAL)に用いるSCIFI(クラレ製SCSF-81)の発光効率の測定を行った。最小電離粒子による光電子数は、1本の1mmφSCIFIあたり15であった。
2.マルチアノード光電子増倍管(MAPMT)HAMAMATSUH4140-01の各アノードセグメントに大きさ1mmφのLED光を照射し、アノードセグメント間のクロストークを測定した。また、MAPMTに、その軸にそって約300ガウスの外部磁場を印加することにより、クロストークが減少し、逆に照射されたセグメントの出力パルスが増大するすることがわかった。
3.大量のチャンネル数のSCIFI信号を、空間位置情報を壊さずに、かつ、光量損失を最小に保ちながら、限られた受光面積のMAPMTに伝えるための方式を研究するため、口径0.5mmφおよび1mmφの光ファイバーをさまざまな組合せで16×16マトリックス、40×40mm^2のMAPMTに接合し、画像パターンの伝送を調べた。現在測定を継続中であるが、光量の損失が大きいので、2)の磁場を用いる方法も併用して研究を続ける方針である。
4.SCIFI-CALのプロトタイプの設計を補助金の枠内で新たに元から検討しなおし、製作は、すべて自前で行い、ほぼ完成した。
5.今後、製作したSCIFI-CALプロトタイプを電子ビームを用いてテストし、空間位置分解能等の性能評価を電磁シャワーの初期の空間的成長に重点を置いて調べる予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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