研究課題/領域番号 |
04640485
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
森田 昇 東北大学, 教養部, 教授 (90005819)
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研究分担者 |
伊東 俊司 東北大学, 教養部, 助手 (10213042)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 光学活性 / トリカルボニル鉄 / 円二色性スペクトル / ヘプタフルバレン / ハプトトロピー / ヘプタフルベン / ホモヘプタフルバレン / トロポン |
研究概要 |
七員環を含む非ベンゼン系化合物のFe(CO)_3錯体について以下のような成果を得た。 1)ヘプタフルベンFe(CO)_3の合成原料になりうる6ーホルミルシクロヘプタトリエン・Fe(CO)_3を合成し光学分割用HPLCで分割できることを明かにした。現在この化合物から光学活性のヘプタフルベンへの誘導を検討している。2)7ーメチルトロポン・Fe(CO)_3をLーメントールを利用して光学分割した。この中間体として光学活性の2ーメチルトロポン・Fe(CO)_3を作りジアステレオマーの7ーメチル体とは符号の反対の旋光度を持つことを明かにした。この光学活性錯体を原料にしたFe_2(CO)_9を働かせると今まで知られていなかった光学活性なトロポンの複核錯体2ーメチルトロポン・Fe_2(CO)_6を作ることができた。あわせてこの時の反応機構も明かにすることができた。3)トロポンや7位に置換基のあるトロポン誘導体のFe(CO)_3錯体からβートロポンの鉄錯体への変換法を確立した。この錯体を出発原料として6位に置換基を持ったトロポンのFe(CO)_3錯体に変換する条件を見いだした。6ーメチルトロポン・Fe(CO)_3については光学分割用カラムを使用したHPLCで光学分割しその旋光度やCDスペクトルを測定することができた。更に、この錯体は40℃以上で3ーメチル体ヘハプトトロピーを起こすことを明かにした。4)光学活性なホモヘプタフルバレン・Fe(CO)_3との比較のために光学活性ホモヘプタフルバレンを合成した。絶対配置を明かにし、旋光度や円二色性スペクトルの結果とMO計算からホモヘプタフルバレンの立体配座も明かにすることができた。5)6位に置換基をもているトロポンのFe(CO)_3錯体からヘプタフルバレン類を合成し現在その光学活性体を得る方法を検討している。
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