研究課題/領域番号 |
04640502
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木村 勝 岡山大学, 理学部, 助教授 (30033442)
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研究分担者 |
岡本 秀毅 岡山大学, 理学部, 助手 (30204043)
佐竹 恭介 岡山大学, 理学部, 助教授 (50033387)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ポダント / トポロジー規制 / 光2量化反応 / アリールテトラリン骨格 / トランスケイヒ酸 |
研究概要 |
トランスケイヒ酸骨格の典型的な光化学反応形式はシス体への異性化と[2+2]型の光2量化反応である。この光2量化反応のトポロジー規制効果をみるために、トランスケイヒ配部をポリエチレングリコール鎖の両末端につけた1__〜を合成し、鎖=Rの長さをかえたリアルカリカチオンの取り込み能を利用することでトポロジー効果を観察した。1__〜の三重項増感反応で、LiclO_4を加えた場合β-トルキシル酸のクラウン誘導体とともにアリールテトラリン骨格も得られた。特にアリールテトラリン2__<_>はこれまでケイヒ酸の反応から得られたという報告がない。反応形式は光ディールズアルダーで、スチレン骨格では酸化的に認められる特異反応である。1__〜がL_1^*との光照射下での相互作用で酸化的に2__<_>を形成したと考え1__〜の酸化電位と2__<_>の生成の関係をつかむため、Y_<ANACO>ポーラログラフィクアナライザーで酸化電位を測定した。1_a、1_b、1_cの酸化電位は1.6V、1.4V、1.45Vで、2__<_>の生成は1aが最もよい。これから特に1__〜の酸化過程が2__<_>の生成に重要なものとは思われなかった。この点について検討中である。
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