研究課題/領域番号 |
04640568
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機・錯塩・放射化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小波 秀雄 東北大学, 反応化学研究所, 助手 (40186713)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | フタロシアニン / シリコン / 電子スペクトル / EPRスペクトル / 高分子効果 / 光合成 / 光機能材料 / ホールバーニング / 高分子錯体 / EPR / 環間相互作用 / エネルギー移動 / 電荷移動 / 励起三重項 |
研究概要 |
フタロシアニン錯体は古くから使われているきわめて安定な構造を持つ色素分子であり、近年になってますます光機能材料としての応用が盛んになってきている。またこの化合物はシリコン錯体の形で高分子化することができるため、高分子鎖上で連結しているフタロシアニン分子同士の相互作用が、単分子におけるのとは異なった性質をもたらすという可能性があり、特に植物の光合成系におけるクロロフィル分子の集合体の機能との関連で注目されている。 本研究では重合度の異なるシリコンフタロシアニン錯体を合成するとともに、その分光学的性質すなわち電子スペクトルおよび時間分解EPRスペクトルに重合度のちがいがどのように反映するかを調べた。液体ヘリウム温度における電子スペクトルにおいてはモノマーで見られた著しいホールバーニングが二重体化によって消失することを見出した。このことは極低温下でも隣接する環同士が相互に回転していることを示唆しており、興味ぶかい。また時間分解EPRスペクトルの結果によると、三重項を形成する平行スピンの対が分子鎖に添って非局在化し、その程度が分子量に依存することが見出された。
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