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一次元多核金属錯体における異種遷移金属間の結合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04640578
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 無機・錯塩・放射化学
研究機関大阪大学

研究代表者

真島 和志  大阪大学, 理学部, 助手 (70159143)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード4核錯体 / 金属間結合 / モリブデン / 白金 / パラジウム / 2核錯体 / 3核錯体
研究概要

近年高分子の主鎖に炭素以外の元素を組み入れる多くの研究が行われている。しかしながら主鎖を全て遷移金属にしたポリマーはこれまで合成されていない。本研究ではこの目的のために2核モリブデン錯体をモノマーとして用いることにより(Mo_-Mo_-Ni)ユニットが繰り返し並んだ錯体の合成を行った。さらにオリゴマーのモデル化合物として3核および4核金属錯体の合成についても報告する。
モノマーとして用いた2核モリブデン錯体は6-ジフェニルホスフィノ-2-ピリドン(1)(=pyphosH)配位子とMo_2(OAc)_4をNaOMe存在下、配位子交換反応させMo_2(pyphos)_4(2)として単離した。この錯体の構造上の特徴は両端に三級ホスフィンがトランス配置で存在し、ここにさらに金属が配位できる空間があることである。その結果、モリブデンと直接相互作用できる他の金属を導入することができる。2とNi(cod)_2(cod=1,5-cyclooctadiene)をトルエン中1:1の割合で反応させると紫色微結晶が得られた。生成物は(Mo_-Mo_-Ni)ユニットが繰り返された高分子化合物と考えられる。しかしこの化合物はあらゆる溶媒に不溶であり同定が困難なためオリゴマーの合成を行い多核化反応を検討した。
ホスフィンに配位できる単核錯体MLmL´nと錯体2を反応させ、Mo-Mo4重結合の両端に金属が結合したM-Mo-Mo-M型の四核錯体(3)を得ることができた。Mとして白金やパラジウムの4核錯体のX線結晶構造解析を行ない、4個の金属原子が一直線上に並んでおりMo-M結合があるこを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Mashima: "Rational Preparation and Characterization of Tandem Tetrametal Clusters." Chem.Lett.1. 185-188 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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